★ケイロス、「ファーガソン以後」のユナイテッドに疑問 「モイーズやファン・ハールはミスを犯した」
元マンチェスター・ユナイテッドのアシスタントコーチで、現在イラン代表を率いるカルロス・ケイロス監督は、サー・アレックス・ファーガソン氏退任以降の現在のユナイテッドのチーム作りに疑問を抱いているようだ。
名古屋グランパスエイトでの監督経験もケイロス氏は、2002~03年と2004~08年の2度にわたりユナイテッドでファーガソン氏のアシスタントを務めた。
元マンチェスター・ユナイテッドのアシスタントコーチで、現在イラン代表を率いるカルロス・ケイロス監督は、サー・アレックス・ファーガソン氏退任以降の現在のユナイテッドのチーム作りに疑問を抱いているようだ。
名古屋グランパスエイトでの監督経験もケイロス氏は、2002~03年と2004~08年の2度にわたりユナイテッドでファーガソン氏のアシスタントを務めた。
2013年にファーガソン氏が勇退した後、デイビッド・モイーズ監督が率いた翌年のユナイテッドはプレミアリーグで7位と低迷。昨夏からルイス・ファン・ハール監督が指揮を取っている。ケイロス監督は、「ファーガソン以後」のユナイテッドについてイギリス『ガーディアン』に次のように語った。
「マンチェスター・ユナイテッドの成功の土台は、いつも信頼や継続性やクラブの価値に基礎を置いていた。その継続性やクラブの伝統を途切れさせてしまうような、あまりにも多くの変化があったと思う」
「アレックスの後の仕事が簡単ではないことは理解できる。私はルイのこともデイビッドのことも非常に高く評価しているし、素晴らしい監督たちだが、彼らはアレックスからの移行においていくつか決定的なミスを犯したと思う」
モイーズ監督がファーガソン氏時代からのコーチングスタッフを交代させたことを「ミス」の一例として挙げつつ、在籍する選手たちからも以前のような輝きが失われているとケイロス監督は語る。
「ユナイテッドのようなクラブでは、これだけの経済力があることも考えれば、すぐに結果が出なければならない。だが、選手たちの輝きも見てみたいものだ。(ジョージ・)ベストや(ポール・)スコールズ、(ライアン・)ギグス、(ロイ・)キーン、(ルート・)ファン・ニステルローイといった選手たちだ。彼らのようなユナイテッドのスターたちはどこへ行ったんだ?」
「選手を生み出すことが大事だったが、今は正反対だ。(ラダメル・)ファルカオや(アンヘル・)ディ・マリアのような選手たちがやって来てもベンチだった。いくつかの試合でディ・マリアを見たが、彼はサッカーをしたこともないかのようだったよ」
いずれにしても、ケイロス監督はファン・ハール体制2年目となるユナイテッドの成功を望んでいる。
「今シーズンのユナイテッドがただ戦うだけでなく勝つこと、しかも良い形で勝つことを願っているし、期待している。それこそがマンチェスター・ユナイテッドだからだ」
提供:goal.com
2015年9月6日(日)15:28