★【プレビュー】首位突破を決める大一番《フットサル日本代表》

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▽フットサル日本代表は15日、AFCフットサル選手権のグループステージ第3節でフットサルオーストラリア代表と対戦する。すでに決勝トーナメント進出を決めている両チームが首位通過をかけた対戦だ。

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▽フットサル日本代表は15日、AFCフットサル選手権のグループステージ第3節でフットサルオーストラリア代表と対戦する。すでに決勝トーナメント進出を決めている両チームが首位通過をかけた対戦だ。

◆強靭なフィジカルを擁するオーストラリア
▽今回対戦するオーストラリアは、2012年に行われたAFCフットサル選手権のドバイ大会で対戦した。準決勝で激突し、日本が3-1で勝利している。しかし、当時の試合について日本代表のミゲル・ロドリゴ監督やFP星翔太(バルドラール浦安)は「難しい試合だった」と語るなど、オーストラリアに対する警戒心を露わにした。

▽サッカーのオーストラリア代表と同様に、フットサルの同国代表もフィジカルが武器。さらに、手足のリーチも長く、アジアというよりは欧州に近いチームスタイルだ。今大会では初戦のマレーシア戦で2-1と逆転勝利を収めると、続くカタール代表戦では一度もリードを許さずに5-2で勝利するなど、調子を上げている。

◆チームは本領発揮も、星と吉川の状態は…
▽日本も、マレーシアを相手に11-1と大差をつけて勝利するなど、調子を上げている。10得点を挙げた前半は、日本らしい攻守にアグレッシブな戦いを見せて主導権を掌握。GKとFPの連係ミスからの失点は頂けなかったが、十分に満足できる内容となった。

▽一方で後半は1ゴールのみとなっており、もの足りなさが感じるかもしれない。しかし、マレーシア戦は前半で勝敗が決しており、無理に得点を奪いにいく必要はなかった。むしろ、ややペースダウンしながらも主導権を握って試合を進められたことで、疲労面の問題もなくオーストラリア戦に臨める。

▽オーストラリア戦に向けた不安材料は、星とFP吉川智貴(マグナ・グルペア)の負傷だ。星は前半に、吉川は後半にそれぞれ負傷しベンチに下がった。それ以降は両者ともプレーしておらず、状態が気になるところ。ベテランである星は長年代表でプレーしてきた経験、吉川はハードワークを厭わない献身性を持っており、どちらもチームに欠かせない存在だけに、長期離脱となれば大打撃だ。

◆3連勝で決勝トーナメントへ!!
▽準々決勝の対戦相手は、首位通過できるかどうかで大きく変わる。次のラウンドで対戦する可能性があるのはベトナムかタイ。2012年のタイ・ワールドカップで日本と同様にベスト16に進出したタイとの対戦は避けたいところ。タイが首位で通過すると考えられるため、日本も首位で通過して準々決勝での対戦は避けたい。

▽また、決勝トーナメントに向けて弾みをつけるためにも、オーストラリア戦は勝利しなければならない大事な試合だ。大事な決勝トーナメントに向けて最後のグループステージ。強豪・オーストラリアを相手にどのような戦いを見せてくれるのか―――。注目の一戦は、15日の20時30分キックオフ!! NHK-BS1でも20時20分から生放送される。

2016年2月15日(月)13:35

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