★途中出場の上野が決勝弾!! ヤングなでしこがアメリカを下して世界3位に輝く!!《U-20女子W杯》

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▽U-20日本女子代表は3日、パプアニューギニアで開催中のFIFA・U-20女子ワールドカップ(W杯)3位決定戦でU-20アメリカ女子代表と対戦し、1-0で日本が世界3位に輝いた。

▽準決勝で延長戦の線にU-20フランス女子代表に2-1で敗れた日本は3位を目指して、同じく準決勝でU-20北朝鮮代表に敗れたU-20アメリカ女子代表と対戦。

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▽U-20日本女子代表は3日、パプアニューギニアで開催中のFIFA・U-20女子ワールドカップ(W杯)3位決定戦でU-20アメリカ女子代表と対戦し、1-0で日本が世界3位に輝いた。

▽準決勝で延長戦の線にU-20フランス女子代表に2-1で敗れた日本は3位を目指して、同じく準決勝でU-20北朝鮮代表に敗れたU-20アメリカ女子代表と対戦。これまでフラットな4-4-2のフォーメーションを採用してきた日本だが、この試合では長谷川とトップ下に起用する4-2-3-1のフォーメーションを用いた。

▽先日、シャペコエンセの選手を乗せた飛行機の墜落事故を受けて、両チームは喪章をつけての試合となった。試合前にはセンターサークルに両チームが集まり、黙とうがささげられている。

▽立ち上がりこそ日本が右サイドからの攻撃を見せるが、徐々にアメリカがポゼッションを握って日本を押し込んでいく。しかし10分には相手の間でうまくボールを受けた長谷川がミドルレンジから積極的に狙うなど、日本も受けに回らず攻撃を仕掛けていく。

▽21分にはボックス内のパス交換から隅田がシュートを放つが、GKの好セーブにより阻まれる。その後もチャンスを作る日本だが、アメリカも28分に、オフサイドとなるもサンチェスが日本のディフェンスラインのギャップを突いて裏を狙うなどオープンな展開となっていく。

▽さらに日本はクーリングブレイクが明けた直後の34分、右サイドから崩すと宮川のグラウンダーのパスを長谷川がニアで合わせるも、またもGKの好セーブに阻まれる。36分には籾木のヒールパスを拾った長谷川もヒールで流す。この折り返しを受けた籾木が左足で狙うも軸足を滑らせてしまい、ボールは枠を外れた。

▽42分にはボランチの杉田が攻め上がり、ダブルタッチからマーカーを外して左足で狙うが、ここも決めきれず。日本が圧倒的に多くのチャンスを作った前半となったがゴールレスで折り返すこととなった。

▽後半は日本が守屋に代えて上野を送り込み、慣れ親しんだ4-4-2に戻す。すると前半同様に日本が多くのチャンスを作り出す中、アメリカは自陣でブロックを敷きながらも前半とは異なりボールを奪えば手数をかけずにスピードを活かしたカウンターで迫る。

▽74分にはボックス内でボールを受けた隅田が右足で狙うも三度GKの好セーブに阻まれる。直後のCKからは籾木がボックス内から狙うも、今度はクロスバーに阻まれるなど決めきれず。75分には逆にアメリカがセットプレーからスカルパがGK平尾の上から頭で合わせるが、ここはクロスバーを越えて日本はピンチを凌いだ。

▽クーリングブレイク明けの81分には籾木の落としから松原が右足で狙うもゴールマウスを越えてしまう。しかしアメリカの足が止まり始めた87分に左サイドから崩した日本は、ボックス内でボールを受けた上野がクロス性のボールを中央に送る。すると、このボールはゴールマウスに向かうとGKの手を掠めてネットを揺らし、日本が待望の先制点を奪った。

▽後半アディショナルタイムに入ると、アメリカが前掛かりとなって攻め込んでくる中、日本は集中した守りを見せる。さらに長谷川の縦パスを籾木が落とし、上野が左足で狙うなどチャンスではしっかりと人数をかけて攻撃を見せる。

▽試合終盤にはカウンターから危ない場面を作られるもオフサイドの判定によりピンチを凌ぐと、直後に試合終了のホイッスル。上野の決勝弾で日本が世界3位に輝いた。

U-20日本女子代表 1-0 U-20アメリカ女子代表
【日本】
上野真実(後42)

【日本メンバー】
GK:平尾知佳
DF:宮川麻都、羽座妃粋 、市瀬菜々、北川ひかる
MF:守屋都弥(→上野真実/後1)、隅田凜、長谷川唯、杉田妃和、三浦成美(→松原志歩/後14)
FW:籾木結花

2016年12月3日(土)16:56

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