★イブラ公式戦3連発もフェライーニ背信のユナイテッドが土壇場被弾で逃げ切り失敗…リーグ戦3試合連続ドロー《プレミアリーグ》

Getty Images
▽プレミアリーグ第14節のエバートンvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にグディソン・パークで行われ、1-1のドローに終わった。

▽チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内のトップ4浮上を窺う7位のエバートン(勝ち点19)と、6位のユナイテッド(勝ち点20)が対峙した一戦。

記事全文

▽プレミアリーグ第14節のエバートンvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にグディソン・パークで行われ、1-1のドローに終わった。

▽チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内のトップ4浮上を窺う7位のエバートン(勝ち点19)と、6位のユナイテッド(勝ち点20)が対峙した一戦。ここ3試合勝利のないホームのエバートンは、バークリーやデウロフェウをベンチに置くなど、やや守備的な布陣で臨んだ。一方、リーグ戦2試合連続ドローも直近のEFLカップでウェストハムに快勝し、準決勝進出を決めたユナイテッドは、累積警告で出場停止のルーニー、ショーに代わってポグバ、ダルミアンを起用した以外、そのハマーズ戦と同じメンバーを起用した。

▽立ち上がりから一進一退の攻防が繰り広げられた中、カウンターの鋭さで優るエバートンが右サイドのボラシエを起点に幾つか際どいシュートを見せるが、中との連係の問題やDFフィル・ジョーンズの好守に阻まれ、先制点には繫がらない。

▽一方、ポグバとイブラヒモビッチのキープ力を生かしつつ、好調なムヒタリャンの仕掛けを起点にチャンスを窺うユナイテッドは、その3人の絡みから決定機に近づくが、エバートンの集中した守備を崩し切れない。それでも、ゴールレスで迎えた前半終盤に相手のミスから先制点を奪う。

▽42分、マルシャルからの浮き球パスに反応したイブラヒモビッチがDFを引き連れながらボックス付近に走り込むと、不用意に飛び出したGKステケレンブルフのポジションを見極めた元スウェーデン代表FWはロングループシュートを選択。このシュートはクロスバーとポストを続けて叩くが、相手DFがかき出す前にゴールラインを割った。

▽ユナイテッドの1点リードで折り返した後半、先に決定機を作ったのはホームのエバートン。53分、ボックス右に抜け出したミララスが右足を強振するが、ゴール至近距離から放たれたシュートはGKデ・ヘアのビッグセーブに阻まれる。

▽守護神の好守で失点を免れたユナイテッドは、60分付近に続けて決定機。まずはボックス右でポグバからパスを受けたムヒタリャンがカットインから左足のシュートも、これはDFのブロックに遭う。直後にはカウンターから右サイドでキャリックが上げたクロスのこぼれに反応したエレーラがシュートも、今度はクロスバーに阻まれた。

▽ホームで負けられないエバートンは、65分に古巣対戦のクレバリーを下げてデウロフェウを投入。だが、直後にコールマン、ボラシエが続けて負傷し、ホルゲイト、エネル・バレンシアの緊急投入を余儀なくされ、20分を残して3枚の交代カードを切ることになった。

▽それでも、諦めずに攻め続けるエバートンは、75分にグイエがミドルシュート、77分にはボックス内でのホルゲイトのシュートでゴールに迫るが、いずれもGKデ・ヘアの好守に遭う。さらに81分にもE・バレンシアに決定機も、ユナイテッドの守護神が立ちはだかる。

▽逃げ切りを図るモウリーニョ監督は、83分にマルシャルを下げてラッシュフォード、85分にはムヒタリャンを下げてフェライーニを投入する。だが、この交代策が完全に裏目に出て、痛恨の同点ゴールを献上してしまう。88分、古巣対戦のフェライーニがボックス内でグイエを倒し、PKを与える。キッカーのベインズのシュートはGKデ・ヘアが読んでいたものの、ボールはゴール左隅に突き刺さった。

▽これで完全に流れを相手に渡したユナイテッドは、後半アディショナルタイムに劣勢を強いられるが、何とか逆転ゴールは許さず、試合は1-1でタイムアップ。イブラヒモビッチが公式戦3試合連続ゴールも逃げ切りに失敗したユナイテッドは、厳しいリーグ戦3試合連続ドローとなった。

2016年12月5日(月)3:07

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
「これでリバプールのタイトル争いは終わり」 OBキャラガーも嘆く宿敵戦での1敗に
「ファンとクラブにとって素晴らしい勝利」…マージーサイドダービー勝利に導いたエバートン攻守の立役者が歓喜
敵地でダービー初黒星のクロップ監督、「エバートンが望んでいた試合を実現させてしまった…」
宿敵戦で会心勝利のエバートン指揮官「コミットメントが必要だった」
ダービー敗戦のファン・ダイク「十分な力を発揮できなかった」、「シーズンを今夜のように終わらせることはできない」
戻る
(C) SEESAW GAME, Inc.