★強豪イングランドに善戦もPK負けでベスト16敗退《U-17W杯》

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▽U-17日本代表は17日、インドで開催されているFIFA U-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でU-17イングランド代表と対戦し、0-0で終了した。しかし、90分を戦い終えて迎えたPK戦を3-5で敗れ、ベスト16敗退に終わっている。

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▽U-17日本代表は17日、インドで開催されているFIFA U-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦でU-17イングランド代表と対戦し、0-0で終了した。しかし、90分を戦い終えて迎えたPK戦を3-5で敗れ、ベスト16敗退に終わっている。

▽3日前に行われたU-17ニューカレドニア代表戦を1-1と引き分けてグループEを1勝1分け1敗の2位で通過した日本は、ニューカレドニア戦のスタメンから大幅に8選手を変更。MF中村敬斗、MF福岡慎平、DF鈴木冬一の3選手のみが引き続きスタメンとなった。

▽グループFを全勝で首位通過したイングランドに対し、5-0と大勝した初戦のU-17ホンジュラス代表戦と同じスタメンで臨んだ日本は、フラットな[4-4-2]の布陣を採用。GKに谷晃生(G大阪ユース)、最終ラインは右から喜田陽(C大坂U-18)、菅原由勢(名古屋U-18)、小林友希(神戸ユース)、鈴木冬一(C大阪U-18)。中盤は右に中村敬斗(三菱養和SCユース)、左に上月壮一郎(京都U-18)、2ボランチに平川怜(FC東京U-18)と福岡慎平(京都U-18)を起用。2トップは久保建英(FC東京U-18)と宮代大聖(川崎F U-18)を配した。

▽開始4分に左サイドからカットインした上月が枠内シュートを浴びせた日本だったが、イングランドのハイプレスの前に押し込まれる時間が続く。14分には平川のボールロストからブルースターに枠内シュートを浴びると、その後もフォーデンを筆頭に個人能力の高いイングランドに主導権を握られる。

▽18分に久保がミドルシュートで牽制した日本だったが、イングランドの攻勢を受ける展開が続くと、27分にはボックス右への侵入を許したブルースターに右ポスト直撃のシュートを浴びせられてしまう。

▽ハーフタイムにかけても一方的に押し込まれる中、カウンターに転じた日本は37分にチャンス。ボックス内から中村が放ったシュートのルーズボールをゴールエリア左の上月がシュート。しかし、枠を捉えきれなかった。そのまま何とか耐えきった日本はゴールレスで前半を終えた。

▽迎えた後半も押し込まれた日本は49分にピンチ。マクイークランのミドルシュートが枠を捉えたが、GK谷が横っ飛びのセーブで阻止した。劣勢が続く日本は54分に中村に代えて椿直起(横浜F・マリノスユース)を投入すると、オープンな展開に移行する。

▽徐々に敵陣でプレーする時間を増やしていった日本は、69分に福岡とのパス交換から持ち上がった久保がミドルシュートを浴びせた。後半半ば以降も運動量の落ちたイングランド相手に押し込んだ日本は、76分に宮代がGKを強襲するミドルシュートを放つ。

▽攻勢に出ていた日本だったが、84分にピンチ。自陣右サイドを突破され、最後はキルビーにシュートを許すも、菅原が身体を張った守備で防いだ。すると凌いだ日本は87分に決定機。ボックス右に侵入した椿の折り返しを宮代がダイレクトシュート。しかし、GKの守備範囲に飛んでしまった。

▽その後も久保がミドルシュートを浴びせるなど攻め立て日本だったが、90分をゴールレスで終了。決着はPK戦に委ねられた。そのPK戦では5人全員が決めたイングランドに対し、日本は3番手の喜田がGKに止められて3-5で敗戦。強豪イングランド相手に善戦しながらもPKで惜しくも敗退となった。

◆PK戦
イングランド 5-3 日本
1.ブルースター 〇 〇 菅原
2.ハドソン=オドイ 〇 〇 宮代
3.フォーデン 〇 × 喜田
4.アンダーソン × 〇 上月
5.キルビー〇

2017年10月18日(水)1:42

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