★G大阪がダービーショック振り払う5発圧勝劇! 札幌との3連戦前哨戦を制す《J1》
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明治安田生命J1リーグ第28節のガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌が4日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのG大阪が5-0で勝利した。
前節の大阪ダービーで完成度の違いを見せつけられ、完敗した14位・G大阪(勝ち点31)。
明治安田生命J1リーグ第28節のガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌が4日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのG大阪が5-0で勝利した。
前節の大阪ダービーで完成度の違いを見せつけられ、完敗した14位・G大阪(勝ち点31)。今節は仕切り直しの一戦となる。その一戦に向け、出場停止明けの小野瀬や、矢島、アデミウソン、福田が先発復帰。布陣も3試合ぶりに3バックを用いた。
一方、前節の鹿島アントラーズ戦で勝ち点1をもぎ取った7位・札幌(勝ち点40)。3試合ぶりの勝利を目指す今節は、出場停止明けのジェイや鈴木が復帰したが、チャナティップがウォームアップ中のケガで急きょ欠場となり、荒野をスクランブル起用した。
来週のルヴァンカップ準決勝でも対戦する両チーム。それに向けても弾みをつけたい一戦は、4分にアデミウソンがループシュートで相手ゴールに迫るなど、G大阪が序盤からチャンスを作りだす展開となる。そのなか、6分にアデミウソンがボックス内で宮澤に倒され、PKのチャンスを獲得。自らキッカーに名乗りを上げたアデミウソンだったが、ゴール左に外してしまう。
徐々に攻撃のリズムを掴み始めた札幌だが、その後の試合の流れも鋭い切り替えで推進力ある攻撃を披露するG大阪のペース。札幌が単発な攻撃に終始するなか、宇佐美が相手GKを強襲するシュートを放っていくなど、G大阪が攻撃のイニシアチブを握り続ける。
すると、ゴールレスで折り返した試合は57分に動く。小野瀬のスルーパスに反応したアデミウソンがボックス右から右足でクロスボールを供給。ファーサイドのスペースに猛進した倉田が左足で押し込み、推し気味に試合を進めるG大阪がついに均衡を破る。
さらに、その3分後にもG大阪がゴール。左サイドの倉田からボールを受けたアデミウソンが華麗なヒールパスでフリックして宇佐美に供給する。受けた宇佐美が相手DF間をすり抜けると、ボックス左から強烈な右足シュートをゴール左隅に突き刺してみせる。
押せ押せのG大阪は70分に試合の行方をほぼ決める3点目。小野瀬が上げた右サイドからのアーリークロスに対して、アデミウソンがバックステップを踏みながらヘディング。相手GKの手を弾いて、ゴール左隅に決まり、札幌のさらなる突き放しに成功した。
その後も止まらないG大阪は88分、藤春がボックス左で倉田の折り返しを受け、自ら放ったシュートをリカバーしてプッシュ。さらに、後半アディショナルタイム3分には、途中出場の渡邉がバイタルエリア中央から右足のコントロールシュートを決めて、勝負を決した。
ダービーでの完敗を5発大勝で吹き飛ばしたG大阪が2戦ぶりの勝利を飾り、史上4クラブ目となるJ1通算400勝を達成。暫定ながら11位に浮上した。一方で、今季最多失点の札幌は3試合で勝利から遠ざかる結果に終わっている。
2019年10月4日(金)21:30