★不屈の鳥栖が土壇場逆転劇! 判定に泣いたFC東京は首位陥落のピンチ《J1》

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明治安田生命J1リーグ第28節が駅前不動産スタジアムで行われ、サガン鳥栖(16位/勝ち点28)が2-1で2-1でFC東京(1位/同53)を下した。

残留争いから抜け出すためにも落とせない戦いが続く鳥栖は前節から4名が入れ替わり、パク・ジョンス、三丸、福田、豊田を起用。

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明治安田生命J1リーグ第28節が駅前不動産スタジアムで行われ、サガン鳥栖(16位/勝ち点28)が2-1で2-1でFC東京(1位/同53)を下した。

残留争いから抜け出すためにも落とせない戦いが続く鳥栖は前節から4名が入れ替わり、パク・ジョンス、三丸、福田、豊田を起用。2位鹿島が迫り来るFC東京は、代表入りの永井や橋本ら前節と同じスターティングメンバーを送り出した。

それぞれの目標を目指して、勝ち点3を渇望する両雄の一戦。鳥栖の勢いが際立つ入りだったが、球際の攻防が激しく、なかなか決定打が生まれない展開となる。徐々に主導権を握ったFC東京が33分、セットプレーの崩れからボックス中央の永井が味方の落としに反応して右足ダイレクト。だが、豊田の顔面ブロックに遭う。

対する鳥栖はインテンシティを見せつけ、金崎を中心にした攻めを転じ続けるが、C大阪と並ぶJ1最小失点数を誇るFC東京の守備網を崩し切れず、単発な攻撃が続く。ゴールレスで折り返した試合は後半早々の49分、右CKのチャンスからキッカーの三田が左足クロスを供給すると、ニアサイドの混戦を抜けてゴールマウスへ。FC東京が先制する。

追う鳥栖は65分、ボックス右で味方のパスを受けた金崎がワントラップで前を向いて右足ダイレクト。決定的なシーンだったが、これをゴールに結びつけられない。引き離したいFC東京は69分、味方のスルーパスに反応したディエゴ・オリヴェイラがボックス左に抜け出すと、鋭い切り返しから右足一閃。だが、これを枠に飛ばせない。

持ち得る攻撃的なカードを次々と切った鳥栖は、終盤に差しかかるにつれて、逃げ切りの意識を高めたFC東京を攻め立て続けると、86分に右サイドからのクロスに金崎がヘディングシュート。渡辺がブロックした流れのセカンドボールを豊田が左足ボレーシュートで叩き込み、ついに追いついた。

機運を高めた鳥栖はより攻勢を強めるなか、後半アディショナルタイム5分に敵陣左サイドで獲得したFKのチャンスから高橋秀人が体勢を崩しながら頭で折り返すと、ゴール前の豊田が反応。身体でプッシュしたボールを金井がさらに押し込み、土壇場で試合をひっくり返した。

豊田がボールに関与した際のハンドやオフサイドをアピールしたFC東京だったが、佐藤隆治主審の判定は覆らず、副審との話し合いの末、鳥栖の得点を認定。結局、そのゴールが勝負を分け、3試合ぶりの白星を手にした鳥栖が残留に向けて大きな3ポイントを掴み取った。一方、FC東京はこれで3試合勝ち星なし。2位鹿島の結果次第で首位陥落の危機に直面している。

2019年10月5日(土)16:30

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