★金子劇的決勝弾! 清水が磐田とのダービーを土壇場逆転勝利《トレーニングマッチ》

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新型コロナウイルスの感染拡大によるJリーグの延期に伴い、清水エスパルスとジュビロ磐田がトレーニングマッチとして、28日にIAIスタジアム日本平で激突。清水が静岡ダービーを3-2の白星で飾っている。

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新型コロナウイルスの感染拡大によるJリーグの延期に伴い、清水エスパルスとジュビロ磐田がトレーニングマッチとして、28日にIAIスタジアム日本平で激突。清水が静岡ダービーを3-2の白星で飾っている。

クラモフスキー新体制の清水は3バックを試み、最後尾に入るネト・ヴォルピの前に右から岡崎、ファン・ソッコ、福森を配置。中盤に奥井、中村、竹内、六平を並べ、3トップに金子、ティーラシン、後藤を起用した。

一方、フベロ体制2年目のシーズンとなる磐田は4バックの布陣を用い、GK八田の前に小川大貴、大井、藤田、宮崎を起用。中盤に松本、上原、山本、大森が入り、三木と小川航基の2トップを送り出した。

静岡勢の一戦は清水がボールの主導権争いで優位に立つ戦況になる。その清水は6分に細かいパスワークから崩しにかかり、ティーラシンが立て続けにシュート。いずれも相手GKの牙城に崩せなかったが、攻撃のイニシアチブを握った戦いを講じる。

相手の時間が長く、守勢が続く磐田だが、35分に自陣サイドでボールをカットした宮崎が味方とのパス交換で持ち上がり、相手最終ラインで駆け引きを演じる小川航基にラストパス。相手GKをも交わして、無人のゴールにボールを沈め、磐田が先制した。

続く42分にもカウンターが磐田の得点機となり、左サイドの小川航基が中央に出したグラウンダーのクロスから三木が対面のDFをフェイントで剥がしてフィニッシュ。追加点のチャンスを逸したが、清水の反撃を無失点で抑え込み、リードして試合を折り返す。

前半終了間際にファン・ソッコの負傷交代に見舞われ、エリックをスクランブル投入した清水は、1点を追う展開でも変わらず、ボールの主導権を握り続けるが、磐田のブロック攻略に苦慮。逆に、小川航基の裏抜けからピンチを迎えるなど後手に回ってしまう。

それでも、互いに交代のベンチワークが活発化するなか、清水が追いつく。磐田のパスワークが際立ち、足が止まり始めた清水だったが、65分に右サイドの奥井が中央にクロスを送ると、ファーサイドの中村がヘッド。この折り返しを右ポスト前の後藤が頭で合わせた。

小川航基の負傷交代直後に追いつかれた磐田だが、ポゼッションで相手を上回る攻撃に転じると、80分に途中出場のルリーニャが右サイドからクロスを供給。ゴール前のスペースにドフリーで潜り込んだ途中出場の伊藤がヘディングシュートを決め、磐田が勝ち越した。

再び追いかける展開を強いられた清水だったが、86分に竹内が左サイドのスペースを突き、左足でクロスボール。ボックス左のスペースに侵攻した後藤が1点目と同じく頭で合わせると、これが磐田のゴールマウスに吸い込まれ、2-2のイーブンに戻してみせる。

すると、後半アディショナルタイム1分、中盤での組み立てから竹内が前線に浮き球パスを出して、金子がこれに反応。ボックス左で追いつき、飛び出した相手GKの頭上を越すループシュートを決めてみせ、追う展開が続いた清水が土壇場で逆転に成功して競り勝った。

清水エスパルス 3-2 ジュビロ磐田
【清水】
後藤優介(後15)
後藤優介(後36)
金子翔太(後45+1)
【磐田】
小川航基(前35)
伊藤洋輝(後35)

2020年3月28日(土)13:10

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