★ユニフォーム問題で没収試合となった一戦、今度は相手が試合拒否で中止に…アフリカで混乱

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ユニフォーム問題が浮上し没収試合となっていたCAFコンフェデレーションズカップ準決勝。2ndレグも中止となったようだ。

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ユニフォーム問題が浮上し没収試合となっていたCAFコンフェデレーションズカップ準決勝。2ndレグも中止となったようだ。

問題が起きていたのはCAFコンフェデレーションカップ。CAFチャンピオンズリーグの下位に当たるカップ戦で、アフリカサッカー連盟(CAF)のクラブが参加する国際大会だ。

ヨーロッパで言うところのヨーロッパリーグ(EL)に該当する大会。モロッコのルネサンス・ベルカンとアルジェリアのUSMアルジェのカードで問題が発生した。

21日に行われた1stレグではルネサンス・ベルカンのユニフォームが入国時に没収されたために試合を放棄。しかし、政府が介入した問題だとして、試合を放棄したにも関わらず、ルネサンス・ベルカンの不戦勝となっていた。

ルネサンス・ベルカンのユニフォームには、西サハラの係争地域を含むモロッコの地図が描かれている。アルジェリアとモロッコは同地域を巡る対立が長年起きており、入国時に税関でこのユニフォームが没収されていた。

そんな中、場所を移しての2ndレグが28日に予定されていたが、試合は中止に。USMアルジェがモロッコでの試合を拒否。理由は相手のユニフォームとのことだ。

なお、アルジェリアサッカー連盟(Faf)はルネサンス・ベルカンのユニフォームが国際サッカー連盟(FIFA)の用具規定に違反しているという主張を中心に、スポーツ仲裁裁判所に控訴すると見られている。

ちなみに、FIFAは「政治的な発言や画像が含まれる」キットは着用できないと定めている。

アルジェリアとモロッコの間には長年にわたり緊張が続いており、2021年には国交を断絶。モロッコ側は、ラバトからの直行便が拒否されており、2023年のアフリカ・ネーションズチャンピオンシップを辞退していた。

かつてはスペインの植民地であったモロッコは、スペインから独立した1975年以降に西サハラ地域を支配し主権を主張。一方で、アルジェリアは西サハラの独立を目指しており、支援を続けていたことで、利害関係が一致せずに関係が悪化していた。

なお、確定はしていないものの、ルネサンス・ベルカンが決勝に進むと見られているとのこと。すでにもう1チームはエジプトの強豪・ザマレクが待っている。



【写真】問題の発端となっているルネサンス・ベルカンのユニフォーム



2024年4月29日(月)22:30

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