プレミアリーグ昇格組のイプスウィッチ・タウンに大きな援軍。世界的シンガーソングライターのエド・シーラン氏がとうとう株主となった。クラブが15日に発表した。
故郷クラブのイプスウィッチを支援、パートナーシップを結んできたエド・シーラン氏。21年からユニフォームスポンサーを担ってきたなか、この度自身の会社名義でイプスウィッチの株式1.4%を取得したという。
少数株主とあって直接経営に参画するわけではないが、エド・シーラン氏はクラブを通じて声明。イプスウィッチに対する絶対的な忠誠心を感じさせる言葉で、22年ぶりのプレミアでいきなりリバプールと戦うチームを鼓舞した。
「生まれ育ったクラブの株式取得を、心から嬉しく思います。自分が応援するクラブのオーナーの1人になる…私はいちサッカーファンの夢を叶えたようです。この機会に感謝しなければなりません」
「世界を旅して大都市に繰り出せば、そこで自分は単なる部外者。3歳から暮らしたサフォーク(イプスウィッチの本拠地)とこのクラブこそがマイ・コミュニティで、自分が守られていると感じる唯一無二の場所です」
「応援するクラブには良い時も悪い時もありますが、そのどちらも受け入れていきましょう」
「なので、『あの選手を獲ってくれ!』とか『戦術を変更させろ!』とか、私に詰め寄らないでくださいね(笑) 私は愛するクラブにお金を出しているだけですから」
「さあ、いよいよプレミアリーグが始まります。全員でこの旅路を行きましょう!」
イプスウィッチは17日、第1節でリバプールを本拠地ポートマン・ロードに迎え撃つ。
【写真】プレミアリーグ開幕を前に激励に訪れたエド・シーラン