アーセナルのミケル・アルテタ監督が、開幕を前にチームの最新情報を明かし、ケガ人について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。
2シーズン続けてプレミアリーグで優勝を争うも、マンチェスター・シティを越えられずに2位で終えているアーセナル。今シーズンこそはという気持ちで臨む中、開幕節ではホームにウォルバーハンプトンを迎える。
ここまでイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリのみの補強となっているアーセナル。複数の選手の獲得には動いているが、開幕にはほぼ昨シーズンのメンバーで臨むこととなる。
そんな中、プレシーズン中にはケガ人も複数発生。ヒザを負傷している日本代表DF冨安健洋、ふくらはぎを負傷しているスコットランド代表DFキーラン・ティアニーはアメリカツアーにも帯同できなかった。
試合前会見に臨んだアルテタ監督。ケガ人についての質問を受け、冨安とティアニーに関しては「数週間は遅れることになる」とまだしばらくはピッチに立つことができないと明言した。
また、プレシーズン終盤に負傷したMFファビオ・ヴィエイラについては「トレーニング後に様子を見てみるが、彼はフィットしようとしている」とコメント。状態を見て、出場可否を判断することになるという。
そして、昨シーズン加入も開幕戦でヒザに重傷を負ったオランダ代表DFユリエン・ティンバーについても言及。開幕戦のメンバー入りを果たすことを明言し、これまでの苦労を労った。
「ユリアンは明日のチームに加わる。もちろん、彼は本当に厳しい時期を過ごしてきたが、それをうまく利用したと思う」
「彼は本当に多くのことをやり遂げ、プレー以外の多くの部分で成長した。彼はそれが本当に役立ったと思っているし、今は準備が整っていてチャンスがある」
強固な守備ラインを形成するアーセナルは、左サイドバック過多の状況。ティンバーもその1人であり、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル、そして負傷中の冨安、ティアニー、さらには新加入のカラフィオーリもプレーが可能。アルテタ監督はどういった人選をしていくのか注目が集まる。