リバプールのアルネ・スロット監督がプレミアリーグ初陣を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
スロット新体制で今シーズンを迎えたリバプールは、17日のプレミアリーグ開幕節で昇格組のイプスウィッチと対戦。アウェイの地に乗り込み、昨シーズンまでの主力がスタメンに名を連ねた。
前半は苦戦を強いられながらもゴールレスで折り返すと、60分にリバプールが先制。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドのスルーパスから、エジプト代表FWモハメド・サラーに渡り、ワンタッチパスをポルトガル代表FWジオゴ・ジョタが押し込んだ。
さらに65分、ロングボールを収めたサラーがハンガリー代表MFドミニク・ソボスライとのパス交換から流し込んで追加点。エースのプレミアリーグ史上最多となる開幕節ゴール(9ゴール)があったリバプールが、2-0の勝利を収めた。
スロット監督は試合後、前半と後半の違いに言及。選手交代もあったハーフタイムのテコ入れについて語った。
「我々はチームとしてハーフタイムに大きな変更を加えた。前半とは全く異なる形で臨んだ」
「イプスウィッチも称賛に値する。彼らはアグレッシブで、恐れることなく、守るためにピッチのいたるところで一対一を戦っていた。それからデュエルに勝つこと、セカンドボールを拾うことが大事だ。彼らの方が我々より勝っていたと思う。だからこそ、前半は完全に互角の試合だった」
「後半はより多くのデュエルに勝ち、より多くセカンドボールを拾い、より多くのボールを背後に送った。相手チームが一対一でプレーするリスクを冒していて、ルイス・ディアス、モハメド・サラー、ジオゴ・ジョタのような選手がいる場合、彼らを活かして相手の背後にボールを送り込むべきだからだ。後半はそれがよりうまくいき、そこからギャップが開き、いかに良くなったか、ポゼッションの中でどれだけうまくプレーできるかを見ることができた」
また、スロット監督はプレミアリーグ初戦を経験した感想もコメント。ユルゲン・クロップ前監督が早い時間帯の試合を嫌っていた理由も理解できたという。
「私がここに来た時、いろいろなことを言われたが、その1つはユルゲン・クロップ監督が12時半のキックオフを嫌っているということだった。そして今日、チームは前半、試合にうまく入れず、12時半のキックオフを嫌っている理由が示された」
「そして、私が言われた2つ目のことは、プレミアリーグに簡単な試合はないということで、今日それも示された。新たに昇格したチームと対戦し、彼らが前半のように激しく戦うと、非常に困難な状況に追い込まれる。おそらく今後さらに多くの困難が待ち受けている」
「だからこそ、今後数週間はチームと協力し、今日よりさらに良い準備をすることも重要になる。前半は十分ではなかったからだ。後半は本当に良いパフォーマンスだった」
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