プレミアリーグの開幕戦でクリスタル・パレスと対戦しているブレントフォード。エースのイングランド代表FWイヴァン・トニーがメンバー外となったが、移籍が関係しているとトーマス・フランク監督が明かした。
今夏の移籍市場でも多くの関心が寄せられ、プレミアリーグのビッグクラブへの移籍の可能性もあったトニー。しかし、移籍金の高さなどを理由に交渉がまとまらずに開幕を迎えた。
16日の時点では、フランク監督はトニーがクリスタル・パレス戦でプレー可能だとコメントしていた中、試合に向けたメンバーにトニーの名前はなかった。
イギリス『スカイ・スポーツ』によると、クリスタル・パレス戦前にフランク監督が言及。コンディション等の問題ではなく、移籍が理由でメンバーから外したと明かした。
「イヴァンに関しては、色々なことが起こっている。移籍の関心も高まっている。そのため、彼はチームにはいない」
「イヴァンはトップクラブの選手だということは我々全員が知っている。彼は4年間、我々にとって素晴らしい選手だったが、昨シーズンは彼がいなくてもやっていけることを証明した」
トニーはブレントフォードのエースとしてプレーし、これまで141試合で72ゴールを記録。しかし、イングランドサッカー協会(FA)の賭博規則に違反し、8カ月の出場停止処分を受けていた。
2023-24シーズンはその影響もありプレミアリーグで17試合に出場し4ゴールに終わっており、エースがいなくてもブレントフォードは一定の戦いができることを証明していた。
なお、『The Athletic』によれば、トニーの獲得を目指しているのはサウジ・プロ・リーグのアル・アハリとのこと。特に合意などはないが、記録的な移籍金が見込まれるとされている。