ヴィッセル神戸は12日、湘南ベルマーレのMF齊藤未月(25)が完全移籍で加入することを発表した。
齊藤は湘南の下部組織出身で、2016年5月にトップチーム昇格。その後、ロシアのルビン・カザンでプレー。2022年はガンバ大阪へ期限付き、2023年には神戸に期限付き移籍してプレーしていた。
齊藤は2023シーズンのJ1で22試合、YBCルヴァンカップで3試合、天皇杯で3試合1得点を記録していたが、2023年8月19日に行われた柏レイソル戦で左ヒザ関節脱臼、左ヒザ複合靱帯損傷(前十字じん帯断裂、外側側副じん帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副じん帯損傷、後十字じん帯損傷)、内外側半月板損傷の重傷を負っていた。
チームは初のリーグ優勝を果たした中で、悔しいシーズンになった中、クラブは完全移籍での獲得を決断。「選手に関する会見」と発表していたものは齊藤の完全移籍の件であり、千布勇気社長は記者会見で「3年+オプションの長期契約」と語り、「ゆっくりとまずはケガを治すことに集中してほしい」と語った。
齊藤はアカデミーから過ごしていた湘南を通じてコメントしている。
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完全移籍という形で湘南ベルマーレを離れることになりました。
何を話すべきか考えましたが、まずは感謝を湘南ベルマーレに伝えたいと思います。
広教と同様に小学5年生からアカデミーで育ちベルマーレで多くのことを学びました。
考え方や自分の可能性、サッカーを大好きになれたのもここで育ったからだと思います。
そしてアカデミーで育つ中で、ベルマーレでしかプロサッカー選手にはなりたくないという気持ちや想いが強く私にはありました。
それぐらいベルマーレに魅力があって唯一無二のチームだと思っています。
私自身の願いではありますが、Jリーグで唯一無二の、ある意味特質したチームであり続けて欲しいです。
もちろん変化はしていますが、その雰囲気や環境はサポーターとともに作り上げたものだと思います。
だからこそ湘南ベルマーレで私はプロサッカー選手になりたいと思えました。
そんなクラブにいることができたことがとても良かったですし、感謝の気持ちでいっぱいです。
今は復帰に向けて色んな方の助けや支えを受けながら日々前に進んでいます。
今年は自分にこの言葉を言い聞かせていこうと思っています。
“過去を受け入れ未来へ進む”
“焦らず丁寧に根気よく”
自分にとって大切な意味のある言葉だと思っています。
サッカーをプレーして活躍する姿を見せ続けることが本当に大事で私のサッカーをしている理由のひとつです。
長々と書きましたが、とにかく今も昔も毎日が楽しくて最高の人生を過ごし続けている、そんな日々の一部に湘南ベルマーレというクラブがあることは変わらず、出会えたこと自体が幸せなことだと感じます。
まずは湘南との対戦をできるようにしっかり強くなって復活します!!
まだまだこっからです!!
その日までまた!!
【動画】「選手に関する会見」と告知されていた齊藤未月の完全移籍会見