2日、2023-24 WEリーグ第8節のマイナビ仙台レディースvsセレッソ大阪ヤンマーレディースがユアテックスタジアム仙台で行われ、ホームの仙台が2-1で逆転勝ちを収めた。
2カ月のウインターブレイクを終え、今週末から再開するWEリーグ。ここまで2勝5敗と、11位からの立て直しを図るマイ仙台に対し、参入初年度ながらも3勝1分け3敗の6位と、健闘を見せるC大阪が顔を合わせた。
C大阪は今冬に海外移籍を果たした小山史乃観に加え、米田博美や中谷莉奈がAFC U-20女子アジアカップへ向けたU-20日本女子代表に招集されているため、最終ラインの顔ぶれが変わったためか、序盤はマイ仙台の攻勢が続き、廣澤真穂らがフィニッシュを見せる。
時間と共にボールも上がり、徐々に押し返し始めたC大阪は32分、古巣対戦となる矢形海優が対角のロングフィードを収めて左ポケットから狙うが、GK松本真未子が好セーブを披露。マイ仙台も38分にカーラ・バウティスタの右足ミドルがクロスバーを直撃するなど、両者無得点で前半を終えた。
折り返しての後半直後、試合を動かしたのはC大阪。ドリブラーの百濃実結香が右サイドを深くえぐってゴールラインギリギリから折り返すと、混戦となってのこぼれ球を矢形が粘ってつなぎ、最後は高和芹夏が蹴り込んでWE初ゴールをマークした。
先制を許したマイ仙台は68分にも窮地を迎えたが、GK松本が再びのファインセーブ。ただ。こぼれ球を処理したキャプテン・國武愛美が足を痛め、ここまで全試合フル出場中だったが、プレー続行不可となるアクシデントに見舞われる。
それでもマイ仙台は75分、途中出場・佐々木美和のアーリークロスに廣澤が合わせて試合を振り出しに戻すと、81分にはこちらも途中出場、遠藤ゆめが左ポケットで脇阪麗奈に倒されてPKを獲得。これを18歳MF自ら左隅へ沈め、逆転に成功する。
最終盤の連続CKもしのぎ切ったマイ仙台。『復興応援ユニフォーム』を着用してゲームで、今季ホーム初勝利を手にした。
一方のC大阪は、和田麻希が初先発、インドネシア女子代表ザーラ・ムズダリファや、今季東京国際大学から加入の中西ふうがWEリーグ初出場と、新たな戦力もお目見えしたが、リーグ戦2試合ぶりの黒星となった。
【ハイライト動画】廣澤真穂、遠藤ゆめのゴールでマイ仙田がC大阪に逆転勝ち!