5万人を超えるサポーターが集まった試合前、コイントス時のやり取りが話題を呼んでいる。
3日に行われた明治安田J1リーグ第2節。浦和レッズvs東京ヴェルディの一戦は、浦和の本拠地である埼玉スタジアム2002で行われた。
リーグタイトル獲得を目標に新体制でスタートした今季の浦和。開幕戦はアウェイでサンフレッチェ広島相手に2-0で敗れており、ホーム開幕戦でのシーズン初白星に期待がかかった。
Jリーグ屈指のサポーターを誇る浦和。スタンドはほとんどの席が埋まり、東京Vのサポーターもアウェイ席を埋めることに。実に5万863人がスタジアムに足を運ぶこととなった。
試合は東京Vが先制するも、終盤にPKを獲得した浦和が追いつき1-1のドローに。両チームともに初勝利はお預けとなったが、試合前のやり取りが話題となった。
キックオフ前、コイントスのタイミングで両キャプテンと主審が握手。その際に、百戦錬磨でもある浦和のDF酒井宏樹が、東京VのMF森田晃樹に何かを語りかけ、森田がうなずいていた。
その様子をJリーグの公式YouTubeチャンネルが公開。「「熱くなると思うから、俺らだけは冷静でいよう」5万人を超える大観衆が集まった試合前に両キャプテンが交わした約束」と題し、大量の浦和サポーターがいることで熱くなる可能性を危惧し、試合が荒れないようにピッチ上では冷静に異様という言葉だった。
ヨーロッパでもプレーし、日本代表としても多くの経験がある酒井からの呼びかけに、森田も頷くことに。このやり取りにファンは「素晴らしいキャプテン」、「流石やな」、「審判の前で言うことにも意味ある」、「フェアプレー精神は大事」、「最高なキャプテン」、「真のプロフェッショナル」、「見てる世界が違うな」とコメントを寄せている。
【動画】コイントスで酒井宏樹が異例の声掛け、森田晃樹もうなずく