16日、WEリーグ2023-24の第10節が各地で行われた。
2位の三菱重工浦和レッズレディースはアウェイで今季未勝利で最下位のノジマステラ神奈川相模原と対戦した。
上位と下位の対決となった中、浦和が違いを見せつける結果となった。
8分にN相模原がチャンスを迎えるもミス。すると12ふん、CKから変化をつけると、塩越柚歩のクロスがクリアされるも、こぼれ球をボックス内で拾った清家貴子が流し込み先制。清家は3試合連続ゴールとなった。
早々に先制ゴールを奪った浦和は一気に勢いづくことに。17分には塩越のスルーパスを後ろから追い越した清家が蹴り込みリードを2点にする。
早々に連続ゴールを奪った浦和。25分には島田芽依がキープすると、清家とのワンツーで抜け出した島田が決めて3点目。30分には右サイドからの水谷有希のクロスをボックス内で島田がヘッド。GK池尻凪沙は触るもネットを揺らした。
さらに前半アディショナルタイムには、ボックス際で塩越が相手DFの間を浮き球で通し、清家が蹴り込み前半でハットトリックを達成。後半はスコアが動かなかったが、0-5で浦和の圧勝に終わった。
3位のアルビレックス新潟レディースは、ホームに5位のちふれASエルフェン埼玉を迎えた。
前節は川澄奈穂美のゴールで勝利した新潟。前半から押し込んでいくも、なかなかゴールが遠い展開となる。21分、滝川結女が運んでスルーパス。反応した石淵萌実がGKと一対一になるがセーブされてしまう。23分にはサイドからのクロスを繋ぎ、最後は滝川がミドルシュートも枠を外れてしまう。
30分には左CKからのクロスを川村優理がドンピシャヘッド。しかし、DFにブロックされてゴールとはならない。
決定力を欠き、ゴールレスで前半を終えるも、後半早々にスコアが動く。48分、ボックス手前でFKを獲得すると、浮き球のパスに対して川村が飛び込み足で合わせて先制。この1点を守り切り、新潟がチーム初の3連勝を記録した。
6位のAC長野パルセイロ・レディースは8位の大宮アルディージャVENTUSとホームで対戦。試合はアウェイの大宮Vが2分に井上綾香のゴールで先制すると、53分にも井上が追加点。AC長野は89分に稲村雪乃が1点を返すも、1-2でそのまま敗れた。
11位のサンフレッチェ広島レジーナと9位のマイナビ仙台レディースの試合は2-2のドロー。1-2でマイ仙台がリードして終えるかと思われた中、93分にドラマ。S広島Rは相手のクリアボールをブロックすると、藤生菜摘のパスを髙橋美夕紀が流し込み同点に。2-2で引き分けることとなった。
なお、首位のINAC神戸レオネッサと7位のジェフユナイテッド市原・千葉レディースの試合は19時から行われる。
◆WEリーグ2023-24第10節
▽3/16(土)
《13:00》
アルビレックス新潟レディース 1-0 ちふれASエルフェン埼玉
日テレ・東京ヴェルディベレーザ 1-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース
《14:00》
ノジマステラ神奈川相模原 0-5 三菱重工浦和レッズレディース
AC長野パルセイロ・レディース 1-2 大宮アルディージャVENTUS
サンフレッチェ広島レジーナ 2-2 マイナビ仙台レディース
《19:00》
INAC神戸レオネッサ vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
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