★「去年の自分では考えられない」、新天地で日々成長の東京V・木村勇大「1分でも1秒でも長くピッチに立ってチームの助けに」

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東京ヴェルディのFW木村勇大が、ホーム初白星を狙うアビスパ福岡戦への意気込みを語った。

前節、川崎フロンターレ相手に今シーズン初のクリーンシートを達成も、0-0のドローで3試合ぶりの白星を逃した15位の東京V。

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東京ヴェルディのFW木村勇大が、ホーム初白星を狙うアビスパ福岡戦への意気込みを語った。

前節、川崎フロンターレ相手に今シーズン初のクリーンシートを達成も、0-0のドローで3試合ぶりの白星を逃した15位の東京V。

これで無敗試合を「6」に伸ばしたものの、3試合連続ドローと勝ち点3奪取に苦戦する昇格組は、28日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第10節で、同じく3試合連続ドロー中で11位の福岡を相手に、今季ホーム初勝利と共に4試合ぶりの白星を狙う。

ここまで保有元との契約でプレーできなかった京都サンガF.C.戦を除き、開幕から全試合に先発出場し2ゴールを挙げている木村。第3節のセレッソ大阪戦以降は出場5試合でゴールから遠ざかっている一方、攻守両面での存在感は試合ごとに高まっている。

プロ入り後は京都、ツエーゲン金沢で苦しい日々を過ごした23歳のストライカーだが、「去年の自分ではちょっと考えられないぐらい」と新天地での個人としての成長を実感している。

その成長の要因に関しては城福浩監督が、常々語る「日本一のトレーニング」に加え、やはりレギュラーとしてプレータイムを得ている部分が大きいという。

「間違いなくそれかなと思います。ずっと出させていただいているので、そこでゲーム体力がついてくると思いますし、ゲームに出ないとそういうところはつかないと思うので、それを毎週ずっとコンスタントに出られることで、すごく成長できている実感があります」

「開幕の時に比べて強度を維持したまま、長い時間プレーするというところが、だんだん自分の中でできてきていますし、すごく成長を感じるので、1分でも1秒でも長くピッチに立ってチームの助けになれるように、引き続きその時間を長くしていけるようにしていきたいです」

プレー面に目を向ければ、加入前に自ら不得手と語っていたポストワーク、ボックス内での利他的なプレーに関して大きな成長が見受けられ、先日のFC東京戦でのFW染野唯月のゴールの際には城福監督もDFを引っ張る動きを見せた木村のプレーを称賛していた。

その点について木村は、「自分はシュートを打ちたいので、今までだったら中央で、セカンドとか、マイナスの美味しいところを狙っていた」とこれまでとの意識の変化を口に。

「逆に、あれが逆の立場の可能性もあるので、まずはニアにしっかりと入って、そこにボールが来たら触るだけですし、次の試合もタイトに来るぶん、そういうところにリアリティを持って入れば、相手も食いついてくると思う。クロスの入り方がすごく勝負の大きなポイントだと思うので、勢いを持ってゴール前にしっかりさぼらずにずっと入り続けるようにしたい」と、その成功体験を生かして染野と共により多くのゴールに絡みたいと語っている。

また、5戦ゴールから遠ざかる現状に対しては、シュート精度の追求と共に、フィニッシュに至るまでの過程の部分が重要になると考えている。

「チャンスがある中で最後の部分を止められたりとか、外してしまったりというところで、決め切らないとダメです。チャンスの数を多くするというのも決めるために大事だと思うので、1本でも多くシュートを打つとか、ゴール前に入るという、まずそのゴールの前の部分、その過程にこだわって取り組んでいけば、どこかで1点入るかなと思います」

「あとは考えすぎると、ワンテンポ、ツーテンポ遅れてしまうと思うので、いい意味であまり考えずにゴール前ではプレーできたらなと思います」

アカデミー出身者として、よりこだわる味スタでの初勝利を目指す福岡戦に向けては、「湘南戦も5バックにはチーム全体として結構手こずった印象があるので、次もたぶん堅い試合になる」との展望を語りつつ、守備では前線に強力なストライカーを擁する相手に「フリーでいいボールを蹴らせない」、攻撃では「サイドの攻略」、「狙うべきポイントに入り続ける」ことを勝負のポイントに挙げた。

「ここまで引き分けが多い状態で来てしまっているので、味スタではまだ勝ててないですし、次こそしっかり勝ち点3を取れるようにチームとしても個人としても結果を残せるようにやっていきたいです」

185cmの恵まれた体躯に加え、J1でも屈指のアスリート能力を誇るスケール十分の大型ストライカーは、新天地での確かな成長を結果に繋げて本格ブレイクなるか。

2024年4月27日(土)20:15

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