★川崎Fが小林悠のカズ超え弾から一気に逆転も…追いついた広島が10戦無敗【明治安田J1第10節】

明治安田J1リーグ第10節の1試合が28日にエディオンピースウイング広島で行われ、サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレは2-2のドローに終わった。

3位で迎える今節だが、勝てば首位浮上の広島はミッドウィークのルヴァンカップから3選手が入れ替わり、川村拓夢が負傷欠場。

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明治安田J1リーグ第10節の1試合が28日にエディオンピースウイング広島で行われ、サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレは2-2のドローに終わった。

3位で迎える今節だが、勝てば首位浮上の広島はミッドウィークのルヴァンカップから3選手が入れ替わり、川村拓夢が負傷欠場。一方で、マルコス・ジュニオールが2シャドーの一角で今季リーグ戦に初出場&初先発した。

クラブワーストタイの4戦連続無得点で4戦勝利なしの17位川崎Fはケガ明けのジェジエウがベンチに戻ったなか、先発予定だったチョン・ソンリョンがウォームアップ中のアクシデントで上福元直人を急きょ起用した。

川崎Fがボール保持の哲学を打ち出す形で立ち上がったが、広島がそれを跳ね返しながら反攻。その広島がボールを奪ったら縦に速い仕掛けで徐々に試合のペースを傾かせ、相手ボックス内でのシーンも増やしていく。

広島は敵陣左サイドでFKのチャンスだった19分にクロスを大外の越道草太が押し込みにかかれば、23分にも左CKのキックからマルコス・ジュニオールがヘッド。だが、いずれも急きょ出場の上福元が立ちはだかる。

時間の経過とともに劣勢の川崎Fは36分にマルシーニョ&エリソンの2人で攻め込むシーンもあったが、広島が先制。38分、左サイドの佐々木翔が右足クロスを送ると、ファーの大橋祐紀がヘッドでネットを揺らした。

45分にもボックス内で大橋の落としから松本泰志が放った右足フィニッシュが上福元のわずかなタッチでクロスバーを叩いた広島は守りに回っても要所をやらせず。川崎Fが1点を追いかける状況でハーフタイムに入った。

後半から出場した小林悠が早々にシュートを放っていったりと立ち上がりから反撃に転じた川崎Fだが、次第に広島の流れに。その広島は53分に敵陣右サイドで獲得したFKの流れから大橋がヘッドで再びゴールに迫る。

だが、川崎Fが広島の攻撃を凌いで再び攻め手に回り、65分にマルシーニョが敵陣左サイド深くでFKのチャンスを獲得。脇坂泰斗の右足クロスがゴール前のこぼれると、ファーの小林が右足で蹴り込み、広島に追いつく。

そんな川崎Fは74分に殊勲の小林が担架でピッチを後にするアクシデントに見舞われたが、その交代で出場した山田新がボックス右でボールをキープした家長昭博のパスに右足ワンタッチ。川崎Fが一気に逆転してみせる。

よもやの連続失点でたちまち1点ビハインドの広島だが、直後の75分にバイタルエリア右でボールを拾い直した満田が右足クロスを送ると、ゴール前の加藤陸次樹が左足ダイレクト。広島も取って取られの展開に持ち込む。

広島の攻撃は次のゴールを巡っても可能性を感じさせるものが続くが、川崎Fも上福元を中心に譲らず。川崎Fは90+5分に裏抜けの山田にチャンスもあったが、仕留められず、勝ち点1ずつを分け合う結果に終わった。

大橋の今季7ゴール目に加藤の初ゴールで開幕から10戦無敗の広島だが、3試合連続のドローとなり、首位浮上ならず。小林の今季初ゴール、三浦知良を抜く140ゴール目で息を吹き返したものの、勝ち切れなかった川崎Fは5試合未勝利となっている。

サンフレッチェ広島 2-2 川崎フロンターレ
【広島】
大橋祐紀(前38)
加藤陸次樹(後30)
【川崎F】
小林悠(後20)
山田新(後29)

2024年4月28日(日)16:05

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