★打ち勝った名古屋が2連敗ストップの勝ち点3! 今季無敗の広島を攻略【明治安田J1第12節】
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明治安田J1リーグ第12節の1試合が6日にエディオンピースウイング広島で行われ、アウェイの名古屋グランパスがサンフレッチェ広島を3-2で下した。
4位広島はこの過密日程のなか、前節から先発メンバーに変更なし。
明治安田J1リーグ第12節の1試合が6日にエディオンピースウイング広島で行われ、アウェイの名古屋グランパスがサンフレッチェ広島を3-2で下した。
4位広島はこの過密日程のなか、前節から先発メンバーに変更なし。一方、8位名古屋はベンチにキャスパー・ユンカーが戻ったなか、前節から中山克広、米本 拓司、和泉竜司、永井謙佑に代わり、古巣戦となる野上結貴、稲垣祥、パトリックのほか、内田宅哉がスタートから出場した。
両軍のスタイルからして、タイトな展開が予想される試合だったが、早々に動く。2分に広島が後ろで組み立てに転じるなか、GK大迫敬介が佐々木翔からのリターンパスを受けようとすると、これを引っかけたパトリックが左足で蹴り込み、名古屋が先手を奪う。
元同僚の一発を浴び、出鼻をくじかれてしまった広島は早いうちに追いつこうと前重心を続けるが、名古屋がパトリックのポストプレーから強襲。18分、森島司の浮き球パスに反応し、ストライカーばりの駆け引きに転じた稲垣祥がボックス内から頭でネットを揺らす。
こちらも元同僚ということで、2つの恩返し弾をくらって2点ビハインドを強いられた広島だが、23分に右CKの流れから、セカンドボールをバイタルエリア中央で拾った越道草太が胸トラップから右足を振り抜くと、これがゴール左下に突き刺さり、1点を返してみせる。
越道の豪快な一撃で息を勢いづく広島は数選手による果敢な中央突破から、加藤陸次樹のシュートが弾かれたところを並走する東俊希が押し込むが、長いVAR検証の末にオフサイドで幻に。以降も広島が攻める時間が続いたが、名古屋が1点リードで試合を折り返す。
追いかける広島は後半からマルコス・ジュニオールを送り出すと、その采配も光らせ、追いつく。48分、左サイドのマルコス・ジュニオールがクロスを送ると、ボックス内で左足トラップの中野就斗がそのまま左足。これがゴール左下に吸い込まれ、振り出しに戻す。
広島の押せ押せムードが続くなか、名古屋も交代カードを切って流れを引き戻しにかかるが、大きく変わらず。GKランゲラックを中心に何とか凌いだが、57分の混戦からピエロス・ソティリウ、マルコス・ジュニオールに連続してゴールに迫られたりと対応に追われる。
勢い十分の広島だが、67分に越道の負傷交代に見舞われるなか、名古屋は途中出場の永井謙佑が持ち前のスピードを生かした攻め込みから、74分の稲垣と75分のパトリックのチャンスをお膳立て。だが、いずれもシュート精度を欠いて、勝ち越しゴールとはならない。
中盤が間伸びし始め、攻め返されるシーンも増え出す広島が小原基樹や新井直人の投入に動くなか、名古屋もキャスパー・ユンカーを入れ、勝負に。すると、84分に永井が絶妙な動き出しでボックスにボールを引き出すと、こぼれ球にキャスパー・ユンカーが詰めていく。
これに永井も詰めていくと、相手DFに当たったボールがうまくGK大迫の頭上を通ってそのままゴールマウスに吸い込まれていき、名古屋がオウンゴールで勝ち越しに成功。不運な形で失点の広島はすぐさま攻めに転じるが、名古屋も最後のところで跳ね返していく。
今季2度目の連敗で迎えた今節の名古屋だが、打ち合いの末に3戦ぶりの勝ち点3。今季のホーム戦というだけでなく、開幕からを通じても初敗戦の広島は4戦連続ドローからの黒星で5試合未勝利となっている。
サンフレッチェ広島 2-3 名古屋グランパス
【広島】
越道草太(前23)
中野就斗(後3)
【名古屋】
パトリック(前2)
稲垣祥(前18)
OG(後39)
2024年5月6日(月)17:04