★横浜FMがACL準Vから再出発の1勝! 柏相手に4発快勝で7戦ぶり白星【明治安田J1第9節】
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明治安田J1リーグ第9節延期分が29日に日産スタジアムで行われ、ホームの横浜F・マリノスが柏レイソルを4-0で下した。
ACL初制覇ならずから中3日でリスタートを切る横浜FMが柏をホームに迎え撃った一戦。
明治安田J1リーグ第9節延期分が29日に日産スタジアムで行われ、ホームの横浜F・マリノスが柏レイソルを4-0で下した。
ACL初制覇ならずから中3日でリスタートを切る横浜FMが柏をホームに迎え撃った一戦。14位横浜FMでは欠場のエウベルに代わって井上健太がアンデルソン・ロペス、ヤン・マテウスと3トップを組み、10位柏の方は脳しんとうのGK松本健太に代わってGK守田達弥が今季J1で初先発したほか、出場停止明けのジエゴが左サイドバックでスタートした。
UAE帰りのコンディションも気がかりな横浜FMだが、天野純が9分にボックス右で渡辺皓太のパスに反応してフィニッシュに持ち込むと、古賀太陽のハンドを誘ってPKチャンス。キッカーのアンデルソン・ロペスがゴール右に左足で沈め、先手を奪う。
なかなか攻め手に回れない柏だが、25分に左サイドを一気に抜け出した細谷真大が持ち上がり、逆サイドに展開すると、島村拓弥にフィニッシュシーン。少しずつ攻め返すシーンを増やしていったが、横浜FMは大きく崩れず、優勢な試合運びを続ける。
その横浜FMは39分に天野の際どい直接FKでゴールに迫ると、43分にヤン・マテウスがボックス右で縦に仕掛けてカットインし、マイナス方向にパス。バイタルエリア中央から永戸勝也が右足ダイレクトのコントロールショットをゴール右下に決める。
天野が要所でアクセントとなり、したたかな戦いぶりの横浜FMは宮市亮と加藤蓮を投入した後半も攻勢。ハーフタイム明けから川口尚紀を送り込み、テコ入れの柏は攻めに転じたいところだが、なかなかチーム全体で押し込む形を作れない。
そのなか、55分にも左サイドを抜け出したアンデルソン・ロペスの折り返しからヤン・マテウスが枠直撃の右足で襲いかかり、効果的な攻めを繰り出す横浜FMだが、59分にGKポープ・ウィリアムが負傷交代。GK飯倉大樹が急きょピッチに入る。
アクシデントの横浜FMだが、65分にバイタルエリア中央の永戸が出した浮き球パスがゴール前での混戦を生み、上島拓巳がクロスバー直撃のヘッド。その跳ね返りを拾ったアンデルソン・ロペスが左に流れながら左足でねじ込み、柏を突き放した。
さらなる劣勢に追いやられてしまった柏は69分に土屋巧、武藤雄樹、鵜木郁哉を送り込み、前重心となるなか、78分に最後の交代で熊澤和希も投入。その1分後に武藤の鋭いシュートが相手のゴールを強襲するが、GK飯倉が立ちはだかる。
続き82分にも右からの折り返しに武藤が合わせ、決定機の柏だが、惜しくも左ポスト。84分にもゴール前で浮き球パスに頭で合わせにかかった武藤だが、ここもGK飯倉を崩せず。要所で武藤が存在感を発揮する柏だが、反撃の1点が遠い。
終盤も柏が反撃に出るが、90+6分のカウンターからアンデルソン・ロペスがハットトリックとなる一発を左足で決めて、横浜FMがACL準優勝から再出発の1勝を掴み、J1では7戦ぶり白星に。柏は2戦未勝利となっている。
横浜F・マリノス 4-0 柏レイソル
【横浜FM】
アンデルソン・ロペス(前11、後20、後45+6)
永戸勝也(前43)
【動画】マリノスのエースが圧巻ハット!
2024年5月29日(水)21:04