30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の高知ユナイテッドSCvsブリオベッカ浦安が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、1-0で勝利した高知が「5連勝」だ。
高知県勢初のJリーグ参入へ…第3節から首位をひた走り、2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差の高知ユナイテッドSC。
30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の高知ユナイテッドSCvsブリオベッカ浦安が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、1-0で勝利した高知が「5連勝」だ。
高知県勢初のJリーグ参入へ…第3節から首位をひた走り、2位・FCティアモ枚方と勝ち点「8」差の高知ユナイテッドSC。今節ホームで対戦するは13位・ブリオベッカ浦安だ。
収容最大1700人の春野総合運動公園球技場に「1528人」が詰めかけたなか、4戦無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安が立ち上がりから勢い十分。ホーム高知を押し込んでいく。
面喰らった部分があるのか、リーグ最少失点の高知はドタバタ感が否めず。今季加入の新守護神、GK大杉啓の好セーブなどで凌いでいき、当面の間、攻撃をロングボール主体とする。
高知の吉本岳史監督は、後半頭からFW小林心に替えてFW新谷聖基を投入。早めのテコ入れによる流れの変化は、今季の高知でパターン化する持ち味のひとつだ。
ただ、やはり冴え渡る浦安が、テンポの良いパス回しで高知陣地へ押し上げていく。高知はビルドアップ時の判断がイマイチで、一対一のデュエルやミスからピンチを招く場面も。
試合への入り方で差がついた格好だが、苦しい高知をホームの観衆がサポート。現在、チームの躍進につれて観客動員が大幅に増加しており、この日の収容率は「89.8%」だ。
大声援に後押しされる形で、いよいよ試合も終盤という85分にPKを獲得。ファウルを得た背番号「9」新谷が自らこれを沈め、5連勝を目指す高知がとうとう先制に成功する。
その後、後半アディショナルタイムを含めて浦安の猛攻を凌ぎ切った高知。試合内容は今季最低水準も、意地と情熱とJリーグ参入への野心を120%見せつけ、1-0で勝ち切った。
高知は開幕7連勝から2連敗も、ここにきて5連勝。JFLで群を抜く強さがそこにある。また、JFLは今節で栃木シティが2位浮上も、その栃木Cと高知は勝ち点「10」差がついている。
高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安
【高知】
新谷聖基(後40)