★今日は何の日!7月17日は、アメリカW杯決勝でバッジョのPK失敗によりブラジルがイタリアを破り優勝/1994年

Getty Images
世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日7月17日の出来事を振り返ってみよう。

記事全文

世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日7月17日の出来事を振り返ってみよう。

今回ピックアップするのは、1994年7月17日。アメリカで開催されたワールドカップ(W杯)の決勝でイタリア代表vsブラジル代表が対戦した日だ。

◆イタリア代表の名手ロベルト・バッジョ


◆「サッカー不毛の地」アメリカでの初開催
1930年に初開催されたW杯はこの大会まで中南米とヨーロッパでしか開催されたことはなかったが、この大会で初めて北米での開催が実現された。

「サッカー後進国」と言われたアメリカでの開催ということもあり、大会の成功に懐疑的な声があったものの、アメリカンフットボールの巨大なスタジアムなどを利用したことで、会場の規模は今までにないものとなり、1試合当たりの観客動員数が約6.9万人となるなど、大きな盛り上がりを見せた。

一方で、アメリカの広大な国土の中、長距離の移動やヨーロッパでの放送時間を考えて真夏の日中でのデーゲームが多く組まれるなど、気候や時差の面で、選手たちにとっては調整の難しさが課題となる大会でもあった。

◆決勝は大会初のPK決着
7月17日にロサンゼルスで行われた決勝戦は、ブラジル代表とイタリア代表という顔ぶれに。前回王者のドイツや準優勝のアルゼンチンがベスト4を前に敗退するなど波乱もあったものの、共に優勝3回を誇る強豪同士の決勝となった。

決勝戦も炎天下の中のデーゲームとなり、どちらも決め手を欠いたまま0-0で90分を終え、大会史上初PK戦に突入する。

イタリア代表は1番手のDFフランコ・バレージがいきなり失敗すると、4人目のFWダニエレ・マッサーロも失敗。GKジャンルカ・パリュウカが1つセーブを記録するも不利な状況に立たされた。最後はイタリアの5人目のFWロベルト・バッジョのまさかのPK失敗により、ブラジルの4度目の優勝が決定した。優勝を逃したあのシーンは、誰もが1度は目にしているはずだ。

2020年7月17日(金)20:30

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
なでしこDF熊谷紗希が「ゴールデンフット賞」を受賞、2014年の中田英寿以来、日本人2人目の快挙「日本人として受賞できたことも誇り」
スキラッチの思い出/六川亨の日本サッカー見聞録
ユルドゥズがユベントスの背番号10に、2029年まで契約延長
ユナイテッド退団後1年以上のブランク…デ・ヘアが動機探しに苦労 「モチベーションを見つけるのが難しかった」
ユベントスが期待の19歳ユルドゥズと新契約へ…背番号も「10」に変更か
戻る
© livedoor