★後半攻撃陣爆発のオランダが7発圧勝! ラトビア相手に逃げ切り失敗のトルコは3連勝逃す《カタールW杯欧州予選》

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カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループE第3節、ジブラルタル代表vsオランダ代表が30日に行われ、アウェイのオランダが0-7で勝利した。

前節、ラトビア代表を相手に今予選初勝利を手にしたオランダがグループ最弱のジブラルタルを相手に連勝を狙った一戦。

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カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループE第3節、ジブラルタル代表vsオランダ代表が30日に行われ、アウェイのオランダが0-7で勝利した。

前節、ラトビア代表を相手に今予選初勝利を手にしたオランダがグループ最弱のジブラルタルを相手に連勝を狙った一戦。直近の2試合で最小限のメンバー変更に留めていたデ・ブール監督はラトビア戦と全く同じスタメンで臨んだ。

格下相手に立ち上がりからハーフコートゲームを展開するアウェイチームは再三の決定機を創出。17分にはデパイがゴール至近距離でシュートを放つが、ここは相手GKコレイングの顔面セーブに遭う。

以降も厚みのある攻めでゴールを狙うオランダはワイナルドゥムやクラーセンに幾度も決定機が訪れるが、GKコレイングの圧巻のセーブに阻まれてゴールをこじ開けることができない。

ラトビア戦同様に決定力不足を露呈するオランダだが、42分には波状攻撃からボックス右でワイナルドゥムの当たり損ねのシュートをうまく足元で収めたベルフハイスが冷静に左足のシュートを流し込み、ラトビア戦に続く貴重な先制点をもたらした。

1点リードで折り返したオランダだが、後半序盤にアクシデントが発生。ボックス内で相手のカウンターの対応にあたった際にバランスを崩したブリントが左ヒザを強く捻ってしまい、ピッチに倒れ込む。重傷を悟ったか、両手で顔を覆ったブリントは担架に乗せられてピッチを後にした。

ブリントに代わってマレンを投入し、フレンキー・デ・ヨングをデ・リフトの相棒に据える攻撃的な布陣で前がかるオランダは55分、右サイド深くでベルフハイスが入れたグラウンダーの折り返しをルーク・デ・ヨングがワンタッチで合わせ、今予選3戦連発となる追加点を挙げた。

この2点目で完全にノッたアウェイチームはここから圧巻のゴールショーを見せる。61分にボックス手前左で得たFKの場面でキッカーのデパイが壁に当てたシュートがゴール右隅の絶妙なコースに決まり3点目を奪取。その1分後には右サイドからのクロスをヘディングで合わせたワイナルドゥムがGKの弾いたボールをボレーで蹴り込む。さらに、64分にはデパイの見事な縦パスに抜け出したクラーセンからの丁寧な折り返しをゴール前のマレンが難なく合わせた。

わずか4分間に3点を挙げる見事な攻めで試合を決定づけたアウェイチームは積極的にメンバーを入れ替えながら試合を締めにかかる。試合終盤には途中出場のファン・デ・ベーク、デパイに続けてゴールが生まれ、終わってみれば7-0の圧勝となった。

ブリントの状態は気がかりも2連勝のオランダが良い形で今回の代表ウィークを締めくくった。

同日行われたトルコ代表vsラトビア代表は3-3のドローに終わった。

オランダ、ノルウェー相手に連勝を飾った好調のトルコはこの試合でも前半にチャルハノールの1ゴール1アシストの活躍によって前半を1点リードで折り返す。さらに、後半立ち上がりの52分にも予選3連発となるブラク・ユルマズのPKによるゴールが決まった。

これで3連勝に大きく近づいたかに思われたが、ラトビアの反撃に晒されると、58分、79分といずれもセットプレーの流れから続けてゴールを奪われ、試合を振り出しに戻される。その後、勝ち越しゴールを目指して攻勢に転じるも、試合はこのまま3-3でタイムアップを迎えた。

また、今予選2勝目を狙ったノルウェーは、ハーランド、ウーデゴールの2大エースが決定的な仕事を果たせなかったものの、セルロートが前半に挙げたゴールを最後まで守り抜き1-0の勝利を収めている。

◆欧州予選グループG第3節結果

▽3/30(火)
ジブラルタル 0-7 オランダ
【オランダ】
ベルフハイス(前42)
L・デ・ヨング(後10)
デパイ(後16)
ワイナルドゥム(後17)
マレン(後19)
ファン・デ・ベーク(後40)
デパイ(後44)

モンテネグロ 0-1 ノルウェー
【ノルウェー】
セルロート(前35)

トルコ 3-3 ラトビア
【トルコ】
カラマン(前2)
チャルハノール(前33)
ブラク・ユルマズ(後7[PK])
【ラトビア】
サヴァルニクス(前35)
ウルドリキス(後13)
D・イコーニクス(後34)

2021年3月31日(水)6:25

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