★W杯がどれほど特別か…心筋炎で欠場のバイエルンDFが36年ぶりのW杯出場に感極まる
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バイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスが母国のワールドカップ(W杯)出場権獲得に感極まった。
現地時間27日にカタールW杯北中米カリブ海最終予選、カナダ代表vsジャマイカ代表が行われた。
バイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスが母国のワールドカップ(W杯)出場権獲得に感極まった。
現地時間27日にカタールW杯北中米カリブ海最終予選、カナダ代表vsジャマイカ代表が行われた。
昨年10月のパナマ代表戦では自慢のスピードを生かした鮮烈なゴールを決めるなど、これまで主軸を担っていたデイビスだが、現在は心筋炎を患っているために離脱中。そのため、試合を観戦する様子を自身のSNSで生配信することにしたようだ。
引き分け以上で本大会出場権獲得となる3位以内が確定するカナダ。イングランド人のジョン・ハードマン監督が率いるチームは、前後半に2点ずつを奪う盤石の展開で試合を進めた。
後はタイムアップを待つばかり。デイビスも椅子から立ち上がって中継を注視している。そして、響く試合終了のホイッスル。歓喜のデイビスは「Oh My God!」と繰り返しながら、床へ転がり込んだ。立ち上がったのちは感極まり、無言で手で顔を覆っている。
カナダにとっては1986年のメキシコ大会以来となる、36年ぶり2度目のW杯だ。
あるファンは「私は38歳です。カナダが最後にワールドカップに出場したときは2歳だったので、まったく覚えていないけど、今は喜び泣いています。カナダにとって何とも言えない瞬間だし、このチームは高い評価に値します。カタールで頑張ってください」と残している。
ならば、21歳のデイビスにとってはどうか。ブンデスリーガやチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルを手にしている強者でさえ、このリアクションなのだ。W杯がサッカー選手にとっていかに特別な大会であるかがうかがえるだろう。
「アルフォンソおめでとう」、「カタールで会おう」など、多くの祝福のコメントが寄せられたデイビス。本大会では盤石の状態でピッチに立つことが期待される。
【動画】試合終了のホイッスル後、倒れ込み感極まるデイビス
2022年3月28日(月)20:40