★なでしこジャパン池田監督、女子W杯の組合せ決定に「場所の印象が強い」「縁のような感覚あった」

Getty Images
22日、FIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア&ニュージーランドの組み合わせ抽選が、ニュージーランドのオークランドで行われた。

過去全9大会に出場しているサッカー日本女子代表、なでしこジャパンはグループCに入り、スペイン女子代表、コスタリカ女子代表、ザンビア女子代表と同居することとなった。

記事全文

22日、FIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア&ニュージーランドの組み合わせ抽選が、ニュージーランドのオークランドで行われた。

過去全9大会に出場しているサッカー日本女子代表、なでしこジャパンはグループCに入り、スペイン女子代表、コスタリカ女子代表、ザンビア女子代表と同居することとなった。

抽選と視察のために現地に赴いている池田太監督は、抽選会後にオンライン取材に対応。共同開催のため、グループステージは2カ国のいずれかで開催されるが、日本はニュージーランド会場となるグループCに。対戦国以上に指揮官はこの点を重要視したようだ。

「対戦相手が決まり、来年の7月に向けてこれからの準備を進めていくと、身の引き締まる思いですし、また、スペイン、コスタリカは男子のW杯でも対戦する不思議な縁というか気持ちもあり、高まりを感じているところです。ザンビアも初出場で、これから準備を進めてくる相手だと思いますので、1つ1つチーム作りを積み上げて大会に向かっていければなと思います」

「(組み合わせが決まっての印象は)対戦国というよりは、オーストラリア・ニュージーランドの共同開催ということで、ベニュー(会場)を考えると、ニュージーランドのベニューに入ったので、移動の面や戦いの準備のところでは、負担といいますか、(移動などの距離が短い)ニュージーランドで戦っていけるという、場所の印象が強かったです」

「また(ポッドの関係で)ヨーロッパの国が2つ入る可能性もありましたけど、ヨーロッパの国が1つと、コスタリカとザンビアという違ったタイプの国と、バランスいいといいますか、いろんな国と戦えるという印象はありました」

オーストラリア組となった場合、会場のある各都市間の距離が遠く西のパースも含まれるため、移動距離が長くなると予想された。池田監督は負担が比較的少ないであろうニュージーランド組に入ったことをポジティブに捉えた。

日本は初戦でザンビアと顔を合わせ、次いでコスタリカ、スペインとの対戦が続く。ザンビアはFIFAランキングでは下位に位置するものの、昨年の東京オリンピックに初出場。未勝利ながらもオランダ女子代表や(3-10)、中国女子代表(4-4)と派手な打ち合いを演じており、侮ることはできない。難しいと言われる大会初戦ということもあり、指揮官は警戒を怠らない。

「もちろん初戦は大会の入りですので、初出場のザンビアに対してもいい準備をしていかないといけないというのはありますし、3戦目にスペインと対戦するという意味では、それまでの戦い方を見られるので、(対戦の)順番的にはしっかりと準備していろんなものを見ていけたらなと思います」

「(ザンビアやコスタリカについては)これから情報を入れていかないといけないなと思いますし、特に(ザンビア戦は)初戦ですのでしっかり準備したいなと思っています。コスタリカもチームというか国が、この前U-20でも戦ってきた場所なので、いろんなネットワークというか関係から聞けると思いますし、スペイン含め、コスタリカも縁のような感覚はありました」

8月に行われたU-20女子W杯で、池田監督は日本を準優勝へ導いている。開催地となったコスタリカでは現地語で日本を意味する「ハポン」コールが起きるなど、ファンの心を掴むゲームを見せていた。また、同大会において、指揮官は2大会連続でスペインとの決勝戦を迎えたという縁もある。

現在インドで行われているU-17女子W杯でも、22日の準々決勝でスペインと相まみえ、なでしこジャパンも今年の11月にアウェイゲームが組まれている。同一国の顔合わせが続くことに、指揮官は不思議な縁も感じているようだ。

「スペインとは11月にも対戦する相手です。ドロー前にスペイン、もちろんイングランドと対戦する可能性もありましたけど、この時期にヨーロッパの国と戦うことは計画通りでしたので、同じ組になってもしっかりと戦っていきたいなとは考えていました。その中で、1回対戦しておくことでこちらもいろんなものが見えてくることありますので、ポジティブに11月のスペインとの対戦を楽しみにしています」

「スペインはサッカー文化が根付いている国ですし、もちろん女子もアンダーカテゴリーも含めて成長著しく、成果を挙げている国なので、そういう国と戦うことによって自分たちも戦う要素というか、戦う方向性を見つけていけたらなと思っています」

「そういった意味ではアンダーカテゴリー含めてよく対戦する国なので、当たっても不思議な感じはしませんでしたけど、そんな感覚でした」

◆FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023
グループステージ日程

第1戦 2023年7月22日
vs ザンビア女子代表 (ニュージーランド/ハミルトン)

第2戦 2023年7月26日
vs コスタリカ女子代表 (ニュージーランド/ダニーデン)

第3戦 2023年7月31日
vs スペイン女子代表 (ニュージーランド/ウェリントン)

2022年10月22日(土)21:15

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
内田篤人氏のコーチ継続は「監督になる人の意向が働く」、指揮官未定のなでしこに宮本恒靖会長「年内には決めたい」
「8年ぶりに声も枯れた」韓国に快勝のなでしこジャパン、8年ぶり指揮の佐々木則夫監督代行は先制点のシーンに「ウッチーの攻略のお陰」
再出発のなでしこが日韓戦大勝! 田中美南の1G1Aなどで4発完封【国際親善試合】
なでしこジャパン、韓国女子代表戦のスタメン発表! パリ五輪後初の試合はGK山下杏也加がキャプテン!
「ビックリした」試合に向けた招集は東京五輪以来、塩越柚歩が久々のなでしこジャパンに決意「悔いなくやれたら」
戻る
© livedoor