★vol.12/ポーランド代表【カタールW杯出場国ガイド】世界屈指のストライカー擁すも戦術浸透に苦戦

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11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。

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11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。12カ国目は、ポーランド代表を紹介する。

◆ポーランド代表
監督:チェスワフ・ミフニエヴィチ
主将:ロベルト・レヴァンドフスキ
予選成績:6勝2分け2敗
W杯出場数:2大会連続9回目
W杯最高位:3位
FIFAランク:26位

◆世界屈指のストライカー擁すも戦術浸透に苦戦
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スウェーデンとのプレーオフを制して2大会連続の本大会行きを決めたポーランド。ディフェンスラインを除き各ポジションにワールドクラスを擁す実力者だが、パウロ・ソウザ前監督の電撃退任によって今年1月末にミフニエヴィチ新体制に移行したばかりで、試行錯誤の状況が続く。ここまでは4バックと3バックを併用してきたが、本大会では[3-4-2-1(3-5-2)]の採用が濃厚だ。

GKのポジションは直前に第3GKのドラゴウスキが負傷離脱したものの、ユベントスとボローニャで正GKを務めるシュチェスニー、スコルプスキが健在。守護神シュチェスニーはコンディションにやや不安を抱えるが、前回大会を経験しており気負いなく臨めるはずだ。

前述のようにワールドクラス不在のディフェンスラインは不安材料だ。3バックでは重鎮グリクとベドナレクの経験豊富な2選手を軸に、高い戦術理解度と高精度の左足の技術でセリエAの強豪の関心を集めるキヴィオルが主軸を担う。ただ、グリクは加齢によるスピード面の不安、ベドナレクは所属クラブでの出場時間の少なさが不安視される。一方、ウイングバックではイングランドから帰化した右サイドのキャッシュ、ローマで主力を務め先日のゴールデンボーイWeb2022受賞の新鋭ザレフスキの2選手は攻撃面において期待できるタレントだ。

中盤では絶好調ナポリをけん引するプレーメーカーのジエリンスキに加え、クリホヴィアクとグロシツキの重鎮、知名度はいまひとつも確かな実力を持つジュルコフスキ、フランコフスキ、セバスティアン・シマンスキとまずまずの陣容を誇る。守備強度や繋ぎの部分に課題を残すが、戦術面の修正が施されれば十分に戦えるはずだ。

前線では世界最高のストライカーの一人であるレヴァンドフスキ、これまでナポリ、マルセイユ、ユベントスといった名門で主力を張ってきたミリク、爆発力のあるピョンテクと強烈な3人のストライカーを擁する。前線の構成に関しては2トップか、1トップ+2シャドーのいずれになるかは不明だが、最も計算できるポジションだ。

◆超WS的注目プレーヤー
MFピオトル・ジエリンスキ(ナポリ)
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ポーランドの注目プレーヤーは、司令塔のジエリンスキ。前述のようにチーム最大のストロングはレヴァンドフスキやミリクを擁する前線だが、チームの勝敗のカギを握るのは両利きの司令塔のパフォーマンスだ。智将サッリとの出会いによってブレイクを果たし、ナポリではアンチェロッティ、スパレッティと異なる指揮官の下で常に重用されてきたように卓越した戦術眼、プレー精度、ゲームメイク能力を誇る28歳MFの存在は試行錯誤が続くチームにおいて重要な役割を果たすことになる。守備面では豊富な運動量を生かしたカバーリング、攻撃では安定感を欠くビルドアップをサポートしつつ、積極的な運びや高精度のラストパスで自慢の前線を生かしたい。さらに、パワフル且つ正確なミドルシュートで主役となる活躍も期待したいところだ。

◆登録メンバー
GK
1.ヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス/イタリア)
12.ウカシュ・スコルプスキ(ボローニャ/イタリア)
22.カミル・グラバラ(コペンハーゲン/デンマーク)

DF
2.マティ・キャッシュ(アストン・ビラ/イングランド)
3.アルトゥール・イェンドジェイチク(レギア・ワルシャワ)
4.マテウシュ・ヴィエテスカ(クレルモン/フランス)
5.ヤン・ベドナレク(アストン・ビラ/イングランド)
14.ヤクブ・キヴィオル(スペツィア/イタリア)
15.カミル・グリク(ベネヴェント/イタリア)
18.バルトシュ・ベレシュインスキ(サンプドリア/イタリア)
21.ニコラ・ザレフスキ(ローマ/イタリア)
25.ロベルト・グムニー(アウグスブルク/ドイツ)

MF
6.クリスティアン・ビエリク(バーミンガム/イングランド)
8.ダミアン・シマンスキ(AEKアテネ/ギリシャ)
10.グジェゴシュ・クリホヴィアク(アル・シャバブ/サウジアラビア)
11.カミル・グロシツキ(ポゴニ・シュチェチン)
13.ヤクブ・カミンスキ(ヴォルフスブルク/ドイツ)
17.シモン・ジュルコフスキ(フィオレンティーナ/イタリア)
19.セバスティアン・シマンスキ(フェイエノールト/オランダ)
20.ピオトル・ジエリンスキ(ナポリ/イタリア)
24.プルゼミスラフ・フランコフスキ(RCランス/フランス)
26.ミハウ・スコラシュ(レフ・ポズナニ)

FW
7.アルカディウシュ・ミリク(ユベントス/イタリア)
9.ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/スペイン)
16.カロル・シフィデルスキ(シャーロットFC/アメリカ)
23.クシシュトフ・ピョンテク(サレルニターナ/イタリア)

◆グループステージ日程
▽11/22
《25:00》
vsメキシコ代表
@スタジアム974

▽11/26
《22:00》
vsサウジアラビア代表
@エデュケーション・シティ・スタジアム

▽11/30
《25:00》
vsアルゼンチン代表
@スタジアム974

2022年11月18日(金)21:52

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