★vol.19/日本代表【カタールW杯出場国ガイド】連携・連動で!“新しい景色”を見ることはできるか

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11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。

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11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。19カ国目は、日本代表を紹介する。

◆日本代表
監督:森保一
主将:吉田麻也
予選成績:7勝1分け2敗
W杯出場数:7大会連続7回目
W杯最高位:ベスト16
FIFAランク:24位

◆史上最強メンバー、新しい景色を
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W杯に出場し始めてから、最も予選で追い込まれたと言っても良い今大会。前回大会の最後にオールジャパン体制を敷いた中、その継続路線で4年間を戦ってきた。

自国開催の東京オリンピックを迎えることもあり、森保監督がオリンピック世代と兼任。2002年のフィリップ・トルシエ監督以来、20年ぶりの挑戦となった中、結果としてA代表、U-24代表の融合を図ることには成功したと言える。

これまで分断されつつあった五輪世代が融合したこと、そしてオーバーエイジをA代表の主軸から呼べたことで、チームとしての一体感は過去最高と言っても良い。上は39歳、下は21歳と年齢の幅は広いが、選手個々の経験値を見れば過去最高。ヨーロッパでの経験をしっかりと積み、実績を残している選手たちが多くいることからも、史上最強の日本代表と言っても良いだろう。

前述の通り、東京五輪世代からは9名が招集。離脱してしまったが中山雄太も入れれば10名が五輪組だ。また、国内組は7名、海外でのプレー経験がない選手はわずか4人。ドイツやスペインといったW杯王者と同グループになったが、卑下する戦力ではないと言って良い。

システムは[4-3-3(4-1-4-1)]に変更したことで最終予選を勝ち抜いたが、その後は[4-2-3-1]と従来の形に戻して準備してきた。また[3-4-2-1]というオプションも持ってはいる。多くの選手がユーティリティ性を持ち、複数ポジションを遜色なく努めることが可能。システム変更で混乱する可能性も低い。

懸念材料はケガ人の具合。大会直前になって大量のケガ人が出る不運に見舞われた。さらに主軸である選手が多く負傷し、万全の状態で臨めないことが不安視される。それでも、戦力の均一化を図ってきたことが奏功する可能性はあり、個々の特徴は違えど、大幅に戦力ダウンすることも考えにくい。

目標はベスト8以上。今まで見たことがない景色を見るために準備を進めてきた。そして、その可能性はある。まずはグループステージの3試合をどうマネジメントするか。相手によるメンバー選びと戦い方の選択に注目が集まる。

◆超WS的注目プレーヤー
MF鎌田大地(フランクフルト)
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日本の注目プレーヤーは、鎌田大地だ。W杯予選ではポジションを掴んだかに思われた中、最終予選では結果が出ないことでのシステム変更で居場所を失った。しかし、フランクフルトでは2021-22シーズンに躍動しヨーロッパリーグ(EL)ではチームの優勝に大きく貢献。ヨーロッパでも注目を集める存在となると、今シーズンは初めてのチャンピオンズリーグ(CL)に臨み、グループステージで日本人初の3試合連続ゴールを記録。W杯に向けて日本で一番調子が良い選手だ。

最後のテストマッチとなったカナダ代表戦でも、後半途中から出場すると圧巻のパフォーマンス。日本代表で初のボランチ起用となったが、ワールドクラスのプレーの連続で、日本人に"新しい景色"を見せてくれるには不可欠な存在だ。

◆登録メンバー
GK
1.川島永嗣(ストラスブール/フランス)
12.権田修一(清水エスパルス)
23.シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)

DF
2.山根視来(川崎フロンターレ)
3.谷口彰悟(川崎フロンターレ)
4.板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)
5.長友佑都(FC東京)
16.冨安健洋(アーセナル/イングランド)
19.酒井宏樹(浦和レッズ)
22.吉田麻也(シャルケ/ドイツ)
26.伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ)

MF/FW
6.遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)
7.柴崎岳(レガネス/スペイン)
8.堂安律(フライブルク/ドイツ)
9.三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド)
10.南野拓実(モナコ/フランス)
11.久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
13.守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
14.伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
15.鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
17.田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
24.相馬勇紀(名古屋グランパス)

FW
18.浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)
20.町野修斗(湘南ベルマーレ)
21.上田綺世(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
25.前田大然(セルティック/スコットランド)

◆グループステージ日程
▽11/23
《22:00》
vsドイツ代表
@ハリファ国際スタジアム

▽11/27
《19:00》
vsコスタリカ代表
@アフメド・ビン=アリー・スタジアム

▽12/1
《28:00》
vsスペイン代表
@ハリファ国際スタジアム

2022年11月19日(土)19:15

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