ブラジル代表のエースが初戦でまさかの負傷交代となり、涙を流した。
24日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループG第1節でブラジルはセルビアと対戦した。
史上最多5度の優勝を誇り、今大会は20年ぶりに6度目の優勝を目指すブラジル。そのブラジルは、セルビアとの試合に臨んだ。
ネイマールも先発したこの試合。自身の最後のW杯になるかもしれないとも語るネイマールだったが、2-0とリードした試合終盤にアクシデント。80分にアントニーと交代していた。
この試合、セルビアの厳しいマークにあったネイマールは9度のファウルを受けたとのこと。ニコラ・ミレンコビッチからのハードタックルを受けた結果、右足首を負傷してしまった。
その右足首は大きく腫れ、ベンチに戻ったネイマールはユニフォームで顔覆い涙。残りの試合の出場に関して、チームドクターであるロドリゴ・ラスマール氏が試合後に言及した。『ESPN』が伝えた。
ラスマール氏は「ネイマールは右足首に直接的な外傷を負っている」とコメント。「セルビア人選手のヒザの衝撃により負傷し、すぐにベンチで治療を行った」と説明した。
また、「彼は理学療法を続けているが、より良い検査をするためには24〜48時間待たなければいけない。MRI検査の予定はないが、明日は新たな検査を行う予定だ」と詳しい検査をしなければ状態は不明とのこと。「まだ待つ必要があり、早まってコメントはできない」と、ケガの状態には言及できないとした。
加えて、ネイマールは痛みがありながらもプレーしていたとし「彼は試合中にこの痛みを感じていたが、負傷後に11分間、チームを助けるためにピッチに留まることを選んだ。彼のこうした行為は驚くばかりだ」とコメント。痛みがありながらもプレーを続けたネイマールに驚きを隠さなかった。
今大会で"サッカーの王様"ペレのブラジル代表通算ゴール数を更新することが注目されていたネイマール。無事に試合に出場できるのか気になるところだ。
【写真】ネイマールの大きく腫れた右足、ベンチでは涙