アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスがPK戦までもつれ込んだオランダ代表との激闘後に感極まった。
アルゼンチンは9日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でオランダと対戦。絶対的エースのFWリオネル・メッシの1ゴール1アシストの活躍によって2点リードで後半終盤まで優位にゲームを進めたが、オランダの決死のパワープレーを前に土壇場で連続失点。それでも、PK戦では守護神エミリアーノ・マルティネスの見事な連続セーブもあり、4-3でベスト4進出を決めた。
この試合に先発出場し、延長後半にMFアンヘル・ディ・マリアと交代するまでディフェンスラインを支えたマンチェスター・ユナイテッドDFは、試合直後にアルゼンチン『DEPORTV』のインタビューに応対。
所属クラブと代表チームでエモーショナルなプレースタイルを特徴とする熱い男は、感情を抑え切れず。涙を流しながらも真摯にインタビューに応えた。
「信じられないような展開だったよ。(最後のPKが決まったとき)ただただ、解放された。僕らはあのような結末(PK戦決着)を迎えるに値しなかったからだ」
「僕らは彼らよりはるかに優れていた」
「プレーヤー、コーチングスタッフ…みんなをハグしたいよ!」
ピッチ上において常に相手アタッカーに自由を与えない闘争心、リーダーシップに溢れる姿とは打って変わって、24歳の若者らしい弱さも垣間見せた同選手の振る舞いに多くのアルゼンチン国民は目頭を熱くした。
【動画】スタッフ&インタビュアーになだめられながら熱い思い語る