ピッチを去るポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドへ詰め寄るファンがいた。
ポルトガルは10日、カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でモロッコ代表と対戦した。42分にユセフ・エン=ネシリにゴールを許すと、反撃も及ばず0-1でタイムアップ。ベスト8で今大会を終えることとなった。
ベンチスタートとなったC・ロナウドは51分から出場。追加タイム1分に鋭いシュートを見せるも、この日はゴールを奪うことはできなかった。
今大会がC・ロナウドにとっては最後の大会と言われる中、道半ばで失意の敗戦に。さらに傷口に塩を塗るかのように、試合終了後、引き上げる背番号「7」へピッチに侵入したファンが近づいて行った。
強めに払いのけるような恰好となったが、ファンからは心情を察する声が。「彼に同情します」、「私の心は彼のために壊れています」など、終戦後に傷心しているC・ロナウドを慮った。
C・ロナウドは自身の5度目となったW杯で史上初となる5大会連続ゴールを決め、FIFA公認では男子サッカー代表の歴代最多出場記録に並ぶ196試合出場を達成。悲願の初優勝を飾ることはできず、涙しながらドレッシングルームへ引き上げる印象的な姿を残していた。
【動画】試合後、ピッチへの侵入者を払いのける傷心のC・ロナウド