ポルトガル代表のキャプテンを務めるFWクリスティアーノ・ロナウドが、カタール・ワールドカップ(W杯)敗退後の心境を綴った。
10日、カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝で、ポルトガルはモロッコ代表と対戦。この試合もベンチスタートとなったC・ロナウドだったが、チームは前半に失点。すると51分と早い段階でピッチに立つ。
トップに入ったC・ロナウドはマークを引きつけるも、周りの選手が効果的なプレーはできず。終盤にはスルーパス1本に抜け出しシュートを放ったが、これもGKボノに止められてしまった。結局、大きな見せ場を作ることなく、チームも敗戦。ベスト8で姿を消すこととなった。
現在37歳と今後の去就が注目されるC・ロナウドは、11日に自身のインスタグラムを更新し、今大会で巻き起こった数々の論争を振り返る長いメッセージを綴った。
「ポルトガル代表としてW杯で優勝することは、僕のキャリアの中で最大かつ最も壮大な夢だった。僕は幸運なことにポルトガル代表を含め、多くの国際タイトルを獲得してきた。だけど、世界王者として母国の名を刻むことが僕の最大の夢だったんだ」
「16年間で5回出場したW杯では、常に偉大な選手たちとともに、何百万人ものポルトガルの人々に支えられ、僕はピッチの上ですべてを出し切りました。決して戦いに背を向けず、この夢をあきらめませんでした。残念ながら、昨日でその夢は終わってしまいました」
「色々なことが言われ、色々なことが書かれ、色々なことが推測されたけど、それに熱く反応しても仕方ない。ただ、ポルトガルへの忠誠心は一瞬たりとも変わっていないことを皆に知ってもらいたい。僕は常に目標のために戦ってきたし、チームメイトや国に背を向けることは決してしない」
「今のところ、これ以上言うことはない。ありがとう、ポルトガル。ありがとう、カタール。夢が続いている間は美しかった…。今は、時間が良い相談相手になってくれて、誰もが自分なりの結論を出せるようになることを祈ろう…」
【写真】C・ロナウドがW杯敗退から一夜明けて心境を綴る