カタール・ワールドカップ(W杯)もベスト4が出揃い、残すところは準決勝と3位決定戦、決勝の4試合となった。
現行の32カ国が出場する最後のW杯。準々決勝では、優勝候補に挙げられていたブラジル代表、イングランド代表、ポルトガル代表も敗退。アルゼンチン代表、クロアチア代表、フランス代表、モロッコ代表が残っている状況だ。
史上初のベスト4と躍進中のモロッコ、60年ぶりの連覇を目指すフランス、前回大会の雪辱を晴らしたいクロアチア、そして大エースFWリオネル・メッシが悲願の初優勝を果たせるかが注目のアルゼンチンと見どころは多い。
そんな中、国際サッカー連盟(FIFA)は準決勝と決勝で使用する新たな公式球を発表した。
今大会はアラビア語で「旅」を意味する「アル・リフラ」という公式球が使われていたなか、アラビア語で「夢」を意味する「アル・ヒルム」という新たなボールが発表された。
「アル・リフラ」と同様に、「コネクテッド・ボール」のテクノロジーを採用。半自動オフサイド判定などに利用するセンサーを備えている。
カラーは薄いゴールドとなり、ドーハの街を囲む砂漠、W杯のトロフィーのカラー、そして、カタール国旗のパターンからインスピレーションを得たデザインとなっている。
このボールを使用できるのはベスト4に残った4チームだけという特別なもの。果たして、トロフィーを手にするのはどの国になるだろうか。
【写真】カタールW杯、準決勝&決勝のみ使用の特別ボール…カラーリングはゴールド