14日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝のフランス代表vsモロッコ代表だが、試合前にあるアクシデントが起きていた。
事件が起きたのはウォーミングアップの時。シュート練習を行っていたフランス代表FWキリアン・ムバッペのシュートがゴール裏のフランスサポーターの男性の顔に直撃してしまったのだ。
その男性は、周囲の友人たちに支えられながらシュートが直撃した顔を右手で覆っていた。思わぬ事故にムバッペはすぐさま観客席まで駆けつけると、その男性の手を握り、何度も謝罪をしていた。
そのシーンはSNS上でも大きな話題に。男性の容態が心配なところだが、一緒に観戦に訪れていた男性の友人たちは、駆けつけてきたムバッペに満面の笑み。これにはファンからも「彼が意識不明の間、みんなムバッペを見て喜んでいる」、「死んだかと思った」、「全力でムバッペの注意を引こうとしている」など多くの反響が集まっている。
なお、『FOX SPORTS』のリポーターであるジェニー・ダフトさんはこの男性に話を聞いたようで、「彼は鼻血を出したが、フランスが勝てば全ては報われると言っていた。彼はまた、試合後にムバッペが彼にジャージをくれることを望んでいた」とのこと。元気そうでなによりだ。
【写真】倒れる男性には目もくれず、ムバッペに満面の笑みを見せる友人たち
【動画】ムバッペが男性のもとまで駆けつける様子