★メッシが悲願の戴冠、アルゼンチンがフランスとの歴史に残る激闘をPK戦の末に制して36年ぶり3度目の優勝《カタールW杯》

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カタール・ワールドカップ(W杯)決勝、アルゼンチン代表vsフランス代表が18日に行われ、3-3で120分を終了。PK戦の末、4-2としたアルゼンチンが優勝した。

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カタール・ワールドカップ(W杯)決勝、アルゼンチン代表vsフランス代表が18日に行われ、3-3で120分を終了。PK戦の末、4-2としたアルゼンチンが優勝した。

準決勝でクロアチア代表を退けたアルゼンチンと、モロッコ代表を退けたフランスの決勝。

36年ぶり3度目の優勝を狙うアルゼンチンはメッシとアルバレスが前線を形成、コンディション不良でノックアウトラウンド3試合先発を外れていたディ・マリアが左サイドでスタメンとなった。

一方、連覇を狙うフランスはラビオとウパメカノがウイルス性疾患より復帰して先発。ジルー、グリーズマン、デンベレの3トップで臨んだ。

アルゼンチンがアグレッシブな入りを見せた中、マク・アリスター、デ・パウルがミドルシュートで牽制していく。そのアルゼンチンが21分、PKを獲得する。

左サイドから切れ込んだディ・マリアがボックス内に侵入、対応したデンベレに倒された。このPKをメッシが決めてアルゼンチンが先制した。

先制後もアルゼンチンが押し込む流れが続いた中、36分にリードを広げる。ロングカウンターに転じた流れからメッシを起点に、マク・アリスターがディフェンスライン裏へ独走。ラストパスを送り、最後はディ・マリアが押し込んだ。

2点を追う展開となったフランスは41分、驚きの選手交代を敢行。ジルーとデンベレを諦めてテュラムとコロ・ムアニを投入した。最前線にムバッペ、左にテュラム、右にコロ・ムアニの3トップとした。

アルゼンチンが2点をリードして迎えた後半、タイトな守備でフランスの攻撃陣に自由を与えない。そして61分には3点目に迫る。ディ・マリアが左サイドを突破した流れからメッシがシュートに持ち込んだが、枠を捉えることはできなかった。

その後もカウンターを狙うアルゼンチンが主導権を握っていた中、フランスは71分にグリーズマンを諦めてコマンを投入。すると79分にPKを獲得。ムバッペのパスでボックス左に抜け出したコロ・ムアニがオタメンディに倒された。

このPKをムバッペが決めて1点差としたフランスは2分後の82分、一気に追いつく。テュラムとのパス交換からボックス左のムバッペが見事なボレーを叩き込んだ。

一転して押せ押せのフランスが90分で勝負を決めにかかる中、後半追加タイムにはラビオがGK強襲のシュートを浴びせたが、逆転弾を奪うには至らず延長戦に突入した。

90分で決着が付かず迎えた延長戦では同前半15分、アルゼンチンはモンティエルのボレーでゴールに迫ると、直後にもラウタロ・マルティネスにビッグチャンスが訪れたが、シュートは枠を捉えきれず。

それでも延長後半開始4分にアルゼンチンが勝ち越す。決めたのはメッシ。エンソ・フェルナンデス、ラウタロ、メッシが絡んで崩すと、ラウタロのGK強襲のシュートのこぼれ球をメッシが押し込んだ。

しかし諦めないフランスが同11分、PKを獲得する。CKの流れからムバッペのシュートがボックス内のモンティエルの腕に当たった。このPKをムバッペが決めて3-3とした。

延長後半終了間際、コロ・ムアニに2度好機があったフランスだったがGKマルティネスの好守もあって3-3のまま延長戦は終了。決着はPK戦に委ねられた。

そのPK戦では4人のキッカー全員が成功したアルゼンチンが4-2で勝利。歴史に残るフランスとの激闘を制したアルゼンチンが36年ぶり3度目の優勝を飾った。



【動画】メッシがPKで先制!




【動画】ディ・マリアがカウンターから追加点!



【動画】メッシが延長戦で勝ち越しゴール!






【動画】ムバッペの圧巻ボレーでフランスが一時追いつく!






2022年12月19日(月)2:56

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