カタール・ワールドカップ(W杯)決勝でのパフォーマンスが非難の的となっているアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが、優勝パレードでも批判を浴びる行動をとった。
アルゼンチンの優勝で幕を閉じたカタールW杯。フランス代表との決勝戦は今大会の主役の一人だったリオネル・メッシが2得点を挙げた一方、次世代スターであるキリアン・ムバッペはハットトリックという離れ業で対抗。PK戦までもつれる大熱戦となったが、マルティネスのPKストップもあり、チームに戴冠をもたらすこととなった。
だが、マルティネスはPK戦の最中、PKを止めた相手を煽るような行動に。さらに、優勝後のセレモニーでゴールデングローブ賞を受賞した同選手は、そのトロフィーを股間にあてる下品なパフォーマンスを披露していた。
それだけにはとどまらず、試合後のロッカールームでは「ムバッペに黙とうを」と唱えるマルティネスの映像が出回り、物議を醸していた。
そしてアルゼンチンで行われた優勝パレード。ここで再びマルティネスが問題行動を取った。ムバッペの顔を切り取った写真を貼り付けた赤ちゃんの人形を掲げたのだ。ファンから渡されたその人形にはオムツが履かされていた。
その幼稚な行いにはファンも怒り。「アルゼンチンのファンだけど、これは無礼だ」、「彼は素晴らしいキーパーだけど謙虚でいる必要がある」、「4回ゴールを決められているんだから黙った方がいい」、「許せない」とマルティネスを批判した。
試合後には座り込んでしまったムバッペに声をかけて手を貸す一面も見せたマルティネスだったが、内心は相当悔しかったのかもしれない。
【写真】上半身裸でムバッペの赤ちゃん人形を掲げるマルティネス