カタール・ワールドカップ(W杯)で見事に優勝を果たしたアルゼンチン代表の選手たちが、大勢のファンが集まる中でパレードを実施。その異常な人数もあり、中断されてしまった。
18日に行われたカタールW杯決勝で、36年ぶり3度目の優勝を果たしたアルゼンチン。FWリオネル・メッシが最後のW杯と位置付けたなか、子供の頃からの悲願でもあったW杯を見事に制覇した。
36年ぶりの優勝が決定した瞬間からアルゼンチン国内のファンは狂喜乱舞。そして、20日未明にチームが帰国すると、深夜にも関わらず多くのファンが祝福のために集まった。
アルゼンチン代表の選手たちは、帰国から一夜明けた20日の12時からブエノスアイレスでパレードを実施。選手たちはバスの上でそれぞれが喜んでいたが、信じられないほどのファンが集まる事態となった。
一部の報道ではクロアチアの人口(約390万人)が集まっているとも言われているが、全ての人を集めればそれぐらいはいるようにも見える。
また、その中には橋から飛び降りてバスの上に着地したり、地上ではバスの行手を阻んだりと、安全上の懸念が増していったこともあり、パレードは途中で中止に。選手たちはヘリコプターで避難する事態になっていた。
W杯の優勝が生み出した狂気。それほどまでに嬉しいことは理解できるが、節度を守れなくなることは悲劇を生むことになるだけに、自制する必要があるだろう。
【写真&動画】信じられない数の人がアルゼンチン代表を祝うために集まる