★FIFAが2027年女子W杯で男女W杯と同水準の賞金引き上げの意向示す
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国際サッカー連盟(FIFA)は、2027年女子ワールドカップ(W杯)までに男女W杯の賞金を同一水準に引き上げる意向を表明した。
現在、ルワンダにて第73回FIFAカンファレンスを行っているFIFAは16日、ジャンニ・インファンティーノ会長(52)の再選を発表。
国際サッカー連盟(FIFA)は、2027年女子ワールドカップ(W杯)までに男女W杯の賞金を同一水準に引き上げる意向を表明した。
現在、ルワンダにて第73回FIFAカンファレンスを行っているFIFAは16日、ジャンニ・インファンティーノ会長(52)の再選を発表。
2027年まで会長を継続ことになった同会長はその所信表明の場で、近年フットボール界で大きな問題として語られる男女格差の是正のため、2027年女子W杯までに男女W杯の賞金を同一水準に引き上げる意向であることを明かした。
2019年女子W杯の賞金総額は3000万ドル(約39億6000万円)で、2023年のオーストラリア・ニュージーランド大会では、その額が1億1000万ドル(約145億4000万円)まで引き上げられる。
両者を比較すると、およそ300%の大幅な増額となるが、昨年に行われた男子のカタールW杯の4億4000万ドル(約581億6000万円)とは依然として大きな開きがある。
そういった中、インファンティーノ会長は2027年女子W杯では2026年男子W杯と同一の水準の賞金まで引き上げる意向を示した。また、代表選手を送り出したクラブに対する分配金や、各種待遇面の改善も約束している。
ただ、男子W杯に比べて観客動員数やスポンサー料、テレビ放映権料などで大幅に劣ることもり、財源の問題を含めてその目標達成は容易ではない。
2023年3月16日(木)23:48