★日本も出場のU-20W杯のインドネシア開催が土壇場撤回に…イスラエル参加を巡る政治的な影響を考慮
Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は29日、FIFA U-20ワールドカップ 2023のインドネシア開催を撤回したことを発表した。
FIFAはプレスリリースの中で今回の決定について以下のように説明している。
国際サッカー連盟(FIFA)は29日、FIFA U-20ワールドカップ 2023のインドネシア開催を撤回したことを発表した。
FIFAはプレスリリースの中で今回の決定について以下のように説明している。
「FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長とインドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トーヒル会長との会談の後、FIFAは現在の状況を考慮して、FIFA U-20ワールドカップ2023の開催権をインドネシアから撤回することを決定しました」
「新しい開催国はできるだけ早く任命されますが、大会の日程は今のところ変更されていません」
当初、2021年にインドネシアで開催予定だったが、新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて大会が中止となったため、今回改めてインドネシアで開催される予定だった。
しかし、今大会に向けてはヨーロッパの予選を突破したイスラエルの参加を巡り、インドネシア国内で政治的な問題が勃発。
イスラム教徒の人口が世界で最も多いインドネシアではパレスチナ支持派が多く、イスラエルと正式な外交関係を結んでいないこともあり、イスラエルの出場禁止を求める声が多く挙がっていた。
さらに、国内で今回の一件に関する抗議デモが活発化されていた影響もあり、先日にインドネシアサッカー協会(PSSI)は31日に開催予定だった組み合わせ抽選会の中止を発表していた。
なお、日本を含む24チームが参戦する今大会は2023年5月20日から同6月11日の期間に開催予定だった。
2023年3月30日(木)1:03