★共にW杯初勝利を目指したアルゼンチンvs南アフリカはドロー、南アは2点リードも2試合続けて後半崩れ勝利ならず【2023女子W杯】

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28日、オーストラリア&ニュージーランド女子(W杯)グループG第2節のアルゼンチン女子代表vs南アフリカ女子代表がダニーデン・スタジアム(ダニーデン)で行われ、2-2の引き分けに終わった。

初戦はイタリア女子代表と対戦したアルゼンチンは、粘りを見せながらも最終盤に失点し1-0で黒星スタート。

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28日、オーストラリア&ニュージーランド女子(W杯)グループG第2節のアルゼンチン女子代表vs南アフリカ女子代表がダニーデン・スタジアム(ダニーデン)で行われ、2-2の引き分けに終わった。

初戦はイタリア女子代表と対戦したアルゼンチンは、粘りを見せながらも最終盤に失点し1-0で黒星スタート。対する南アフリカはスウェーデン女子相手に先制するも、後半に2失点を喫し、こちらも黒星スタートとなった。

コパ・アメリカ3位、2大会連続4度目の出場となるアルゼンチンは[4-5-1]と[4-4-2]の可変システム。守備時と攻撃時で流動的に動くこととなる。

対する南アフリカはアフリカ・ネーションズカップ優勝国。今回が2度目のW杯となるなか、こちらも[4-5-1]のシステム。ただ、前線は流動的に動く形を取っている。

共にW杯で勝利がない両チームの対戦となった中、最初のチャンスは9分、南アフリカはスルーパスにヒルダ・マガイアが反応。ボックス内でシュートに行こうとしたが、GKバニナ・コレアが飛び出してセーブ。ハイペースでゴールを積み上げるマガイアを中心に攻めていく。

12分にも南アフリカがチャンス。相手のパスミスを見逃さず、すぐにスルーパス。これに飛び出したテンビ・クゲトラナがボックス内でボールを受けるが、シュートまで行けない。

アルゼンチンがボールを保持、南アフリカはボール奪取からのカウンターという構図が続いていく。

16分、アルゼンチンは左CKからゴール前で混戦を作るがシュートは打てず。その後の波状攻撃からも決定的なチャンスを迎えたが、最後は南アフリカが体を張って打たせない。

しかし19分に南アフリカにアクシデント。キャプテンのレフィロエ・ジェーンとフロレンシア・ボンセグンドが空中戦で競り合うと着地の際にジェーンが痛めて担架で運び出されることとに。プレー復帰はできず、コロサ・ビヤナと交代する。

カウンターで何度もチャンスを作っていた南アフリカは、30分にビッグチャンス。後方からの、浮き球のパスにクゲトラナが反応し、DFと入れ替わる形で完全に独走。ボックス内に持ち込みGKと一対一となると、横パスを最後はリンダ・モトルハロが蹴り込みゴール。副審はオフサイドの旗をあげたが、VARチェックの結果オフサイドはなし。南アフリカが先制する。

アルゼンチンは38分、右サイドでパスを受けたパウリナ・グラマーリアがボックス右からクロス。これがファーサイドに飛ぶと、左ポストを直撃。しかし、これは嫌われてしまう。

前半アディショナルタイム7分にはカウンターから南アフリカがネットを揺らすが、パスを受けたモトルハロがオフサイド。前半のうちにリードを広げることはできずに試合を折り返した。

後半も南アフリカのカウンターが炸裂。47分にボールを奪ったモトルハロが右サイドを駆け上がり、グラウンダーのアーリークロス。クゲトラナがボックス中央で合わせにいくが、わずかに枠を外れる。

アルゼンチンは53分、ボンセグンドがボックス左からクロス。ラミナ・ヌニェスがボックス内でダイレクトボレーも枠を大きく外してしまう。

攻め手を欠いていたアルゼンチンは59分にグラマーリアが下がり、ヤミラ・ロドリゲスを投入。脚にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのタトゥーがあることでも知られる選手だ。

南アフリカは61分、クゲトラナが前線でキープすると、ターンしてからのパス。これを受けたシブレレ・ホルウェニがシュートを放つが、わずかに右に外れる。

アルゼンチンも攻撃に出ていきチャンスを作っていたが、追加点は南アフリカに。66分、ジャーメイン・セオポセンウェが相手陣内のボックス右でボールを奪うと、グラウンダーのクロスをクゲトラナが蹴り込み、南アフリカがリードを広げる。

苦しい戦いが続くアルゼンチンだったが、74分にスーパーゴールで1点を返すことに。ボックス内でボンセグンドが粘りを見せると、クリアボールをボックス手前で拾ったソフィア・ブラウンが右足一閃。ドライブがかかったシュートがゴール右隅に決まり、アルゼンチンが1点を返す。

勢いに乗りたいアルゼンチンは79分、ヤミラ・ロドリゲスが右サイドからインスイングのクロス。これをボックス中央でヌニェスがヘッド。ゴール左隅に吸い込まれ、アルゼンチンが2点ビハインドを追いつくことに成功する。なお、アルゼンチンはW杯で決めたゴールが全て後半に生まれ、勝負強さを見せている。

押し込まれ続けていた南アフリカだったが、終盤にかけては再びカウンターを発動。しかし、フィニッシュの精度を欠いてしまう。

最後までアルゼンチンが押し込んでいくが、ゴールは生まれず。南アフリカは2試合続けて後半に失点を重ね勝利を逃すことに。アルゼンチンはなんとか引き分けに持ち込んだ。

アルゼンチン女子代表 2-2 南アフリカ女子代表
【アルゼンチン】
ソフィア・ブラウン(後29)
ラミナ・ヌニェス(後34)
【南アフリカ】
リンダ・モトルハロ(前30)
テンビ・クゲトラナ(後21)

2023年7月28日(金)11:04

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