★2試合連続のPK戦を制したのはクロアチア! 5大会ぶり準決勝進出でイングランドと対戦《ロシアW杯》

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▽ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝、ロシア代表vsクロアチア代表が7日にフィシュト・スタジアムで行われ、1-1で90分を終了した。延長戦では互いに1ゴールずつを決めて迎えたPK戦を4-3で制したクロアチアが準決勝へ進出した。

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▽ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝、ロシア代表vsクロアチア代表が7日にフィシュト・スタジアムで行われ、1-1で90分を終了した。延長戦では互いに1ゴールずつを決めて迎えたPK戦を4-3で制したクロアチアが準決勝へ進出した。

▽決勝トーナメント1回戦のスペイン代表戦を5バックの守備的な布陣で1失点に凌ぎ、守護神アキンフェエフの活躍でPK戦を制したロシアは、スペイン戦のスタメンから負傷したジルコフに代えてチェリシェフを起用した。そして、スペイン戦の5バックから4バックに戻した。

▽一方、デンマーク代表戦を延長戦でのモドリッチのPK失敗もあってPK戦に持ち込まれながらも守護神スバシッチの活躍でPK戦を制したクロアチアは、デンマーク戦のスタメンからブロゾビッチに代えてクラマリッチを起用した。システムをダブルボランチとする[4-2-3-1]で臨んだ。

▽ハイプレスをかける入りを見せたロシアに対し、徐々に持ち前のパスワークで押し込む展開に持ち込んだクロアチアは右サイドのレビッチのパワフルなドリブルを起点に、[4-4-2]の守備ブロックを形成するロシアを崩しにかかった。

▽守備を重点に置き、機を見てカウンターを狙う戦いにシフトしたロシアに対し、モドリッチを起点にポゼッションを高めるクロアチアは、28分にペリシッチがヘディングシュートで牽制。

▽しかし31分、ロシアが最初のチャンスをモノにする。決めたのは今大会絶好調のチェリシェフ。ジューバのパスを受けたバイタルエリア中央のチェリシェフがモドリッチのタックルを交わして左足を一閃。完璧にコントロールされたミドルシュートがゴール左上に決まった。

▽失点によってやや流れが悪化していたクロアチアだったが、39分にスローインを受けてボックス左までドリブルで侵入したマンジュキッチの折り返しをクラマリッチがヘッドで押し込み、同点に持ち込んだ。

▽1-1で迎えた後半、クロアチアがボールを動かす展開で立ち上がっていくと、52分にクラマリッチがバイシクルシュートでオンターゲットを記録。その後もクロアチアが圧力をかける展開が続くと、60分に決定機。サイド攻撃の流れからルーズボールを拾ったボックス内のペリシッチが狙いすましてシュート。しかし、左ポスト内側に当たって枠の外に跳ね返った。

▽攻勢のクロアチアはペリシッチに代えてブロゾビッチを中盤のアンカーに投入。システムを[4-3-3]とした。

▽一方、チェリシェフに代えてスモロフを投入したロシアは72分にジューバがヘディングシュートでゴールに迫るも、劣勢が続く。

▽後半半ば以降もクロアチアが攻勢に出ると、87分にはCKからヴィダがヘディングシュートでゴールに迫るも枠を捉えきれない。結局、90分で決着は付かず、1-1のまま延長戦にもつれ込んだ。

▽迎えた延長戦、前半4分に左足を痛めたヴルサリコがプレー続行不可能となってチョルルカが投入される。そのクロアチアはモドリッチがドリブルを仕掛けて攻撃を牽引すると、同11分に勝ち越しゴールを決める。モドリッチの右CKをヴィダが頭で合わせると、ゴール前のチョルルカが触らずゴール右に吸い込まれた。

▽失点を受けてロシアはゴロビンに代えてジャゴエフを投入。一転して攻勢に出ると、延長後半7分にCKの流れからクジャイェフが強烈なボレーシュートを浴びせたが、GKスバシッチの正面を突いた。しかし同10分、ロシアが同点に追いつく。ボックス手前右のジャゴエフのFKからマリオ・フェルナンデスがヘッドでゴール左に流し込んだ。

▽このまま120分が終了し、試合はPK戦にもつれ込んだ。そのPK戦では足を痛めていたクロアチアGKスバシッチがロシアの1番手キッカーを務めたスモロフのチップキックシュートを止めると、3番手のマリオ・フェルナンデスが枠の左にシュートを外した。一方、クロアチアは2番手のコバチッチ以外の4選手が成功して4-3で勝利。

▽クロアチアが2戦連続のPK戦を制して5大会ぶりのベスト4進出を果たし、準決勝ではイングランドと対戦することが決まった。

2018年7月8日(日)6:06

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