★ベルギーにとってはプラス?マイナス? W杯優勝国のジンクス
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▽ロシア・ワールドカップも残すところ、準決勝2試合、3位決定戦、決勝の合計4試合。約1カ月にわたって行われてきた4年に1度のサッカーの祭典。
▽ロシア・ワールドカップも残すところ、準決勝2試合、3位決定戦、決勝の合計4試合。約1カ月にわたって行われてきた4年に1度のサッカーの祭典。最後の4カ国に残ったのは、全てヨーロッパの国となった。
▽残った4カ国は、2016年のユーロで準優勝に終わったフランス代表、タレントの宝庫として優勝候補に挙げられ、FIFAランクも3位と最もベスト4の中では最高位となるベルギー代表、1998年のフランス・ワールドカップ以来のベスト4入りを果たしたクロアチア代表、そして28年ぶりにベスト4に進出したイングランド代表だ。
▽ワールドカップには色々なジンクスがあり、ドイツ代表はグループステージを必ず突破するというものや、ブラジル代表、アルゼンチン代表、ドイツ代表のいずれかはベスト4に必ず残っているなどがあるが、今大会はどちらのジンクスも覆されている。
▽その他、様々な記録が塗り替えられている今大会だが、1カ国だけワールドカップのジンクスを崩せるチームがある。それはベルギー代表だ。
▽歴代のワールドカップ優勝国は、ブラジル、ドイツ、イタリア、アルゼンチン、ウルグアイ、スペイン、イングランド、フランスの8カ国。しかし、どの国も優勝した大会で指揮を執っていたのは、自国の監督だ。
▽今大会のベスト4を見ると、フランスはディディエ・デシャン監督、クロアチアはズラトコ・ダリッチ監督、イングランドはガレス・サウスゲイト監督と自国の監督が指揮を執っている。しかし、ベルギーはスペイン人指揮官のロベルト・マルティネス監督が率いており、唯一外国人監督が指揮を執っていることとなる。
▽これまでのジンクスが守られるならば、ベルギーの優勝は無くなる。しかし、今大会の波乱続きの展開は、ベルギーにとっては朗報とも言える。
▽ここまでの5試合は、全て90分間で勝利を収めているベルギー。果たして9カ国目のワールドカップ優勝国となれるだろうか。
2018年7月9日(月)20:10