★W杯史上最高位のクロアチア代表指揮官「決勝で最高の試合ができるよう準備を」
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▽クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督が選手たちの奮闘を称えた。国際サッカー連盟の公式サイトが伝えた。
▽クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督が選手たちの奮闘を称えた。国際サッカー連盟の公式サイトが伝えた。
▽2戦連続延長戦の戦いを経て、史上初のワールドカップ(W杯)決勝進出に王手をかけたクロアチア代表。目指して、11日の準決勝でイングランド代表と対戦した。1点を追う苦しい展開を余儀なくされたが、後半に追いつくと、延長後半に勝ち越しに成功。15日に行われるフランス代表の待つ決勝に駒を進めた。
▽クロアチア代表にとって、フランス代表は史上最高位を打ち立てた1998年大会準決勝で敗れた相手。ダリッチ監督はイングランド代表戦後、その当時を振り返り、選手を称える中で「ファイナルで最高の試合ができるように準備するだけ」と決勝戦に集中力を高めた。
「(クロアチアがワールドカップで3位入賞を果たした)1998年当時の私は、サポーターとしてフランスで試合を観ていた。クロアチア人の誰もしが(元フランス代表DFリリアン・)テュラムに得点を許して1-2のビハインドを追ったあの試合を思い出したことだろうね。あの試合は過去20年間、議論のテーマによく挙がる。だが、私自身、(元クロアチア代表FWダヴォール・)シューケルの先制点を祝ったことをよく覚えていて、今日はそれを思い出した。あのときぐらい嬉しかったよ」
「両チームともにそれぞれのクオリティを示せた。ただ、(フランスに対する)リベンジは目指していない。これはフットボールであり、これはスポーツ。我々がすべきことは、ファイナルで最高の試合ができるように準備すること。それに集中したい」
「今日の選手たちは、インテンシティ、スタミナ、エネルギーを示した。交代をさせたい選手もいたが、誰もベンチに下がりたがらなかった。全員が『準備はできている。走れる』とね。小さなケガを抱えている選手もいて、2人の選手は片足だけでプレーしているような状態だったのにだ。誰も先発から外れたがらなかった。延長戦でプレーする準備ができていないと言ってくる選手もいなかった。キャラクターを示してくれた選手たちを誇りに思う」
2018年7月12日(木)11:25