★指揮官への信頼を強調するウォーカー、ベルギーとの再戦へ並々ならぬ意欲「何としても3位に」

■サウスゲートへの信頼

カイル・ウォーカーは、イングランドの敗戦が決まった後のインタビューで、ガレス・サウスゲート監督の手腕を称賛した。監督はどの選手に対しても、自分が世界一の選手だという自信をもたせてくれたのだという。

記事全文

■サウスゲートへの信頼

カイル・ウォーカーは、イングランドの敗戦が決まった後のインタビューで、ガレス・サウスゲート監督の手腕を称賛した。監督はどの選手に対しても、自分が世界一の選手だという自信をもたせてくれたのだという。

水曜の準決勝で、スリーライオンズはクロアチアに敗れた。試合開始早々、キーラン・トリッピアーがFKを直接決めて先制したものの、イヴァン・ペリシッチのゴールで同点に追いつかれ、延長戦でマリオ・マンジュキッチに決められて大会を後にした。

これによりイングランドは、日曜にフランスと決勝を戦うのではなく、土曜にベルギーと3位決定戦で対戦することになった。だが、ウォーカーはチームメイトたちに誇りをもちつづけており、とりわけ監督を絶賛している。

「監督は紳士だ。監督を表すのに、これ以外の言葉はない。選手の側に立って考えられる人だ」と、ウォーカーはリポーターのインタビューに答えた。

「監督は常に僕らのことを考えてくれている。ここぞというときに何を言うべきか知っているし、僕らに自分は世界一の選手だと思わせてくれた。自信をもたせてくれたんだ」

「監督は、僕ら一人ひとりから最大限の信頼を得る必要があったんだと思う。実際にピッチを走りまわるのは僕たち選手だけど、監督はチームの屋台骨だ。いい時も悪い時も、全員が一つになるように導いてくれて、僕らが地に足のついたプレーをできるようにしてくれた」

「そんな監督に対しては、どれだけ言葉を尽くして称賛しても足りないだろう」

■ベルギーとの再戦

3位決定戦というのは、多くの人にとって意味のない試合のように思われるものだが、サウスゲート監督率いるイングランドにとって、グループステージで敗れたロベルト・マルティネス監督率いるベルギーと再び戦えることは、大いに価値のあることだろう。

ウォーカーは、プロとしてのプライド以上に、3位決定戦には大事な意味があると言う。

「世界で3番目に強いチームになることは、とても重要な意味がある。とても大事なんだ」

「そもそも、大会が始まる前、こうなると誰が予想した?みんな、僕らをこき下ろし、大して期待もしていなかった」

「ここまで来られたこと、3位決定戦に出られることは素晴らしいことだ。何としても3位にならなくてはいけない。僕らは大いに褒めてもらえているけれど、土曜にはとても重要な仕事が残っている。ベルギーを倒して、グループリーグで負けたリベンジを果たしてから、胸を張ってイングランドに帰りたい」

イングランドのファンは、モスクワでタイムアップの笛が鳴り響いた後、いつまでも選手たちと監督のために歌っていた。ウォーカーは、2016年のユーロでアイスランドに屈し、ブーイングを浴びたことを思い出して、再び国をひとつにできたとチームメイトたちを誇りに思っている。

「アイスランド戦のとき、僕はあそこに、フランスにいた。今回とは何もかもが全然違う」

「ファンのみんなは歌いつづけていた。友達や家族が僕たちや監督の名前を歌っていた。全然違っていたんだ」

「このことは誇りに思うべきだと思う。僕らが変えたんだ。このチームが国をひとつにした。みんな、パブに出かけていって、チームや全てを称えるだろう。これが、サッカーがあるべき姿なんだ」

「サッカーは楽しいスポーツだ。僕らはみんな、サッカーをするのが好きで、ファンは進んでチームをサポートしてくれる。みんな、僕らに敬意を払ってくれる。だけど、残念ながら今回は優勝することはできなかった。いつか、その時が来ることを願っている」

文=ピーター・ストーントン/Peter Staunton


提供:goal.com

2018年7月14日(土)18:30

mixiチェック
LINEで送る
戻る
© livedoor