★ルーヴル美術館、仏代表ユニ着用のモナ・リザでW杯優勝を祝福もイタリアから批判殺到
ルーヴル美術館が15日、公式ツイッターでロシア・ワールドカップを制覇したフランス代表を祝福した。しかしイタリアの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『モナ・リザ』を使用したことで、一部のファンから反発の声が上がった。
ルーヴル美術館が15日、公式ツイッターでロシア・ワールドカップを制覇したフランス代表を祝福した。しかしイタリアの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『モナ・リザ』を使用したことで、一部のファンから反発の声が上がった。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』などが15日、伝えている。
15日に行われたW杯決勝で、フランスはクロアチアと対戦。オウンゴールで先制したフランスは、一時は同点にされるも、アントワーヌ・グリーズマン、ポール・ポグバ、キリアン・ムバッペが得点を挙げて4-2でクロアチアを下し、20年ぶり2回目の優勝を飾った。
するとフランスの首都パリにあるルーヴル美術館も公式ツイッターを更新し、代表チームに賛辞を送った。「フランス代表チーム、2018年W杯優勝おめでとう」と綴るとともに、美術館を代表する名画『モナ・リザ』を加工し、フランス代表のユニフォームを着せた画像を投稿した。
しかしイタリアのルネサンス期を代表する巨匠ダ・ヴィンチが制作し、フランスに持ち込んだ作品であることから、ロシアW杯出場を逃したイタリアのファンから非難が相次いだ。「この作品は僕らの物だから触るな。むしろ返せ」、「僕らのモナ・リザの写真を投稿してお祝いか?イタリアのことがいつも忘れられないんだな。まったく」などの意見が記事では紹介されている。
イタリアからの投稿が押し寄せたことで、ルーヴル美術館はイタリア語で返答。「豆情報だが、モナ・リザは、レオナルド・ダ・ヴィンチがフランソワI世に売却したものだ」と綴っている。
提供:goal.com
2018年7月16日(月)12:30