★長い旅を終えたコエントラン、故郷で幸せを発見
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▽今夏レアル・マドリーを退団しフリーで古巣リオ・アヴェに復帰した元ポルトガル代表DFファビオ・コエントラン(30)が、幸福について語っている。スペイン『アス』が伝えた。
▽今夏レアル・マドリーを退団しフリーで古巣リオ・アヴェに復帰した元ポルトガル代表DFファビオ・コエントラン(30)が、幸福について語っている。スペイン『アス』が伝えた。
▽リオ・アヴェでプロデビューを飾ったコエントランは、ステップアップしたベンフィカで活躍。2011年夏に当時ディフェンダーにかける金額としては破格の、移籍金3000万ユーロ(現在のレートで約39億円)でマドリー入りを果たした。
▽しかし、マドリーでは常にブラジル代表DFマルセロの後塵を拝し続け、たまの出場機会も繰り返した負傷によりフイにすることが多く、最後までレギュラーを確保することはできなかった。昨夏はレンタルでスポルティング・リスボンに出され、帰還した今夏もマドリーに居場所はなく。結局、デビュークラブへの復帰を選んでいる。
▽マドリーとの契約を失ったことに伴い、給料の大幅ダウンも想像に難くない。コエントラン自身もそういった問題があることを認めつつ、引き換えに幸福を得たと明かしている。
「昨シーズン僕が全てをかけたクラブ(スポルティング)からの連絡を、デッドライン・デイまで待っていたけど、一報すら無かった。あれは悲しい」
「こういった全てのことを通して、僕が本当に求めているのは幸せになることだったと気付いたんだ。僕に対して前向きで誠実なクラブに加わるために、多くのお金を失った。そして、幸福を手に入れたよ」
「現実として、多額のお金で幸せを買うことはできない。僕は貧しく生まれた。なぜ、貧しく死ぬことを気にかけなくてはいけないんだ? 」
2018年9月2日(日)16:30