★森保一監督「選手には心身ともに回復してもらい、明日に向けていい準備をしてもらいたい」《AFCアジアカップ2019》

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24日に行われるAFCアジアカップ2019の準々決勝のベトナム代表戦を前日に控えた日本代表の森保一監督と、MF柴崎岳が公式記者会見に出席した。

森保一監督は、過密日程でのスタメン変更について問われると「スタメンのことについてはなかなかお答えできないので、みなさんの予想で…」とコメント。

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24日に行われるAFCアジアカップ2019の準々決勝のベトナム代表戦を前日に控えた日本代表の森保一監督と、MF柴崎岳が公式記者会見に出席した。

森保一監督は、過密日程でのスタメン変更について問われると「スタメンのことについてはなかなかお答えできないので、みなさんの予想で…」とコメント。また、準々決勝から導入されるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)については「VARがあってもなくても我々がやることに変わりはない。選手にはフェアプレーの精神を持って試合に臨み、プレーしようということを話している」と語った。

◆森保一監督(日本代表)
「サウジアラビア戦から中2日ということでスケジュール的には厳しいですけど、選手にはしっかりと心身ともに回復してもらい、明日のベトナム戦に向けていい準備をしてもらいたい。チームとしてもいい準備が出来てきていると思う」

――いろんなメディアで日本は優勝候補の一つとなっているが、明日の試合もそれは変わらないか
「我々はこのアジアカップに優勝を目指して臨んでいる。しかし、チームとしてはまだまだ成長していかなければならない。経験値の浅い選手もいる中で一戦一戦、とにかく目の前の試合に勝つために最善の準備をし、その中で一戦一戦学びながら次の試合に向かうということをやってきている。明日の試合も厳しい試合、難しい試合になることを覚悟して、チームとしてチャレンジャー精神を持つことと、これまで我々が出してきた結果に自信を持って臨めればと思っている」

――次の試合からVARが導入されるがそれについてどう考えているか
「VARがあってもなくても我々がやることに変わりはないかなと思っている。選手にはフェアプレーの精神を持って試合に臨み、プレーしようということを話しているし、試合の中でVARで再確認しなければいけない局面は出てくるかもしれないが、そこはルールに従って我々はやるべきことをやり続けることに集中してやっていきたいと思っている」

――中2日で迎える試合ですが、サウジアラビア戦のスタメンを大幅に入れ替える考えもあるのか
「スタメンのことについてはなかなかお答えできないので、みなさんの予想でということでお願いします。ベトナムは中3日、我々は中2日ということで、日程的に見るとリカバリーの時間は少ないが、大会のレギュレーションで決まっていることなので、与えられた環境の中でチームとして少しでもリフレッシュして、回復をさせて、いい状態で明日の試合に臨めればなと思っている。限られた時間の中でミーティング、練習を通して最善の準備をして勝利を目指して明日の試合を戦いたい」

――海外でプレーする選手も増えて、試合中の判定に苛立つこともあるが、選手たちにどうアプローチしているか
「試合中に自分たちが納得できないような判定があるというのは起こり得ることだし、日常生活の中でもプランしていたことがうまくいかず、苛立つようなこともあると思う。すべて現実を受け止めて、その現実の中で最善のことをやっていくということ。試合中に関してはジャッジの部分も含めて心を乱されそうな状況があるとは思うが、まず続けてやることが大切ではないかということは選手に話している。直近のサウジアラビア戦はまさに選手たちが継続力と対応力、修正力を発揮してくれた良い試合だった。試合内容は相手に押し込まれるシーンが多かったが、そういう中で苛立つことなく、割り切ってまずはいい守備をして攻撃に移っていく。選手が対応力を持って集中を切らすことなくプレーを続けてくれたことが勝利につながったと思う。選手たちは続けてやるということ、何が起きてもチームとしてつながりを持って、試合が終わるまでチーム一丸となって戦い抜くことをやってくれていると思う。私がどういう声がけをしているかということで言えば、先ほど話したように、いろいろ心を乱されるようなことはあると思うけど、現実を受け止めて次、最善のこと、最良のことをみんなでやっていこうと話している」

――去年の夏にアジア大会でベトナムに敗れているが、今までと違う心境はあるか
「特に私の中でベトナムと対戦するにあたって心境の変化はない。すでにウズベキスタンともそういう形でやっているし、いつも考えているとおり、目の前の一戦に向けて最大限の力を発揮できるように最善の準備をするということを考えている。ベトナムのチームに関してはパク(・ハングセオ)監督がアンダー世代から代表を見て、A代表にも選手をつなげていて、いいチームづくりをされているなと思っている」

――半年前の対戦ではベトナムが1-0で勝っているが、プレッシャーはあるか
「同じ質問じゃないんですか(苦笑)。先ほども言ったが、パク監督が非常にいいチームづくりをされていると思う。その前には三浦俊也さんがいい仕事をされて、ベトナムのサッカーのレベルアップをされた。今はパク監督とコーチングスタッフがアンダーカテゴリーから非常にベトナムのサッカーをレベルアップさせていて、国際試合でも結果を出している。明日の試合も非常に難しい試合になると覚悟しているし、これまでの4試合もすべて厳しい試合ばかりだった。これまで同様、明日の試合も厳しい試合になることを覚悟して、我々ができることは相手に敬意を払って、自分たちが最大限の力を発揮し、勝利を目指したい」

2019年1月24日(木)1:00

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