日本代表は11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス代表戦に向け、アウェイのキルギスでトレーニングを行った。
トレーニング後、GK川島永嗣(ストラスブール)が報道陣の取材に応対。キルギス代表戦に向けての意気込みを語るとともに、コンディション面についても語った。
川島は、2018年8月にメスからストラスブールに加入。しかし、中々出場機会が訪れないと、リーグ・アンの最終節となったナント戦で初出場を果たしていた。
しかし、今シーズンも状況は変わらないどころか、ここまで公式戦では1度もメンバー入りできない苦しい事態に。それでも、森保一監督は川島の能力を高く評価。ロシア・ワールドカップから1年間は招集しなかったものの、今年6月のコパ・アメリカで招集すると、9月、10月に続き11月もメンバー入りしている。
川島はキルギス戦に向けて「いい準備をしたいです。1試合、1試合、相手も違うし、環境も違うし、その中でどれだけ自分たちが順応しながら結果を残せるのかが大切だと思います」とコメント。敵地での試合となり準備期間は相変わらず少ないが、「とにかく残された時間で最大の準備をして、結果を残したいと思います」と勝利に向けて準備を行うことを語った。
11月シリーズでは、日本代表としては珍しいチーム編成に。キルギス戦と、19日に日本で行われるベネズエラ代表戦ではメンバーを入れ替えて臨むこととなる。
川島はどちらのゲームにも招集されているが、今回のチーム構成については、「選手にとってみれば、集中しやすい環境を逆に整えてもらえている部分もあります。移動もヨーロッパの選手はそこまで長くないですし、ある意味、今までより良い状態で臨めるので、フォーカスしてしっかり臨んでいきたいと思います」とコメント。ヨーロッパから日本へ帰るよりも、コンディション面では負担が少ないとメリットを語っていた。
また、前述の通り今シーズンは試合に出場していない川島。自身のコンディションについて問われると、「自分の中でペースを上げていくつもりもないですが、コンディションも良いです」とコメント。また、W杯3大会でゴールを守った経験を覗かせ「こういった予選だったりとか試合の中では、ちょっとした感覚が良いプレーを生んだり逆のこともあるので、少しでもフィーリングっていうのを良くしていきたいですし、それがチームのためになると思います。チームのために、できる準備を最大限したいです」とベテラン守護神らしい言葉で、意欲を見せた。