日本代表は11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス代表戦に向け、アウェイのキルギスでトレーニングを行った。
トレーニング後、FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)が報道陣の取材に応対。自身の強みを語った。
鈴木は、今年3月のキリンチャレンジカップで日本代表初招集。コロンビア代表戦でいきなりデビューを果たした。
しかし、その後はケガの影響などもあり招集を見送られることに。それでも、9月には再び招集され、カタールW杯アジア2次予選の初戦となったミャンマー代表戦では予選初出場を果たしていた。
今回の日本代表には、エースであるFW大迫勇也(ブレーメン)が不在。キルギス戦に向けては、FW永井謙佑(FC東京)と2名のみがFW登録されている状況だ。
1トップを採用している森保ジャパンにおいては、ポジション争いが必至だが「他のFWとは違う特徴がありますけど、そこはミシャのサッカーでやって来たところは絶対にこの代表でも活かせると思うし、今年ミシャに教わったことですごく考えるようになった」と、今季加入した札幌で、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督から教わっていることが役立っていると自信を覗かせた。
今シーズンは自身もJ1リーグでここまで30試合に出場し12ゴールとチーム最多得点を記録。昨年のV・ファーレン長崎で記録した数字も超えた。
それでも平常心は崩さず、「そこは代表でもいつも通り、普段の練習通りの自分が試合で出せれば、良い結果がついてくると思います」と、札幌で体現していることをしっかりと出すことを重視すると語った。
チームはリーグ戦こそ昨シーズンの成績を上回ることはできなくなったが、YBCルヴァンカップでは決勝に進出。リーグ連覇中の川崎フロンターレとの激闘を演じ、敗れはしたが、大きな自信となったはずだ。
鈴木は、「クラブで良いサッカーができていることは自信になりますし、そこは自分のサッカー感とミシャさんが考えることがクラブではうまくリンクできているので、それを代表でも出せることが重要だと思います」とコメント。クラブでの好調を今回の代表活動で発揮できるか。鈴木のA代表初ゴールに期待が懸かる。