リバプールからベシクタシュにレンタル移籍中のドイツ人GKロリス・カリウス(26)に母国復帰の可能性が浮上している。ドイツ『sport1』が報じている。
2016年夏にマインツからリバプールに移籍したカリウス。だが、2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝で2失点に絡む失態を犯して以降、キャリアが暗転してしまい、2018年夏からベシクタシュへレンタル加入した。
そのベシクタシュでは在籍1年半で公式戦67試合の出場数を誇っているが、度々イージーミスを犯すなどマインツ時代の輝きを取り戻せずにいる。
そのため、クラブはレンタル期間が満了を迎える今シーズン終了後に買い取りに動く可能性は低い。さらに、保有元のリバプールとの契約は2021年まで残っているが、リバプールとしても今更同選手を構想に含める可能性は限りなく低い状況だ。
今夏の去就に注目が集まるカリウスに関して、一部イギリスメディアはウェストハムからの関心を伝えているが、その本命は母国ドイツのヘルタ・ベルリンのようだ。
『sport1』が伝えるところによれば、ヘルタではノルウェー代表GKルネ・ヤルシュテイン(35)とドイツ人GKトーマス・クラフト(31)が主軸を担っているが、前者が2021年、後者が今シーズン限りで契約が終了する。また、いずれもパフォーマンスが芳しくなくクラブは今夏の移籍市場でより若い守護神候補の獲得を目指しているという。
そして、ヘルタでゼネラル・マネージャーを務めるミヒャエル・プレーツ氏は、カリウスがマインツ在籍時代に獲得に動いた経緯もあり、今夏に再チャレンジする意向を持っているようだ。
なお、カリウスは2018年からベルリン在住のドイツ人女優ソフィア・トマラさんと交際しており、恋人の存在も今夏のヘルタ行きを後押しする材料となりそうだ。